てららんの迷言 No.001


プログラマーのお仕事。

 プロとアマの違い

プログラマーのお仕事は、プログラムを書く。
だけど、書くだけだったらちょっと勉強をすれば誰にだって書けるのだ。
じゃあ、プロとアマの違いはどこにあるのだろうか?

実際の仕事内容は、依頼されたプログラムを注文の通りに作る。
出来が良ければ、また依頼されるし、悪ければそれでおしまい。
仕事の途中でクレームが来る事だってある。

個人の質にもよるが、プログラマーのお仕事は、対会社で最低50万ものお金が動く。
「最低」だから、新人でもそれくらいもらうのだ。

注文通りにものを作ると言うことは、注文を理解していないと作れない。
お客さんのやりたいことは、お客さんにしか解らないから、
SE(システムエンジニア)が、お客さんの要望を聞いて、それをプログラマーの解る仕様書に落として、
プログラマーは、その仕様書を見ながらプログラムを書く。
書き終えたら、要望通りに動くかテストをして、一定の品質保証が出来るレベルであれば納品。
ドキュメント類も揃えて、その後、実際に使ってもらうのだ。

入社して、実際に仕事をして思ったこと。
プログラマーと言う仕事は、実はめんどくさい。

そして、お客さんはわがままだ(笑)

プロとアマの違いはどこにあるのだろうか?
それは、単にプログラムが書けるだけではいけないと言うこと。
趣味で良いプログラムを書く人はたくさん居る。
プロがプロであり続けるためには、アマチュアでは絶対的に出来ないことを身につける必要があるのだ。

 プログラマーも結局は職業

仕事で給料をもらっている限り、結局は職業の一つであって、サラリーマンなのだ。
中には、何となく仕事をしている人もいるし、飲む為に仕事をしている人もいる。
いくらやる気なく働いていても、給料はもらえるし、それで生活をしているのだから、
プロであることには違いない。

技術向上を目指すのなら、アマチュアである方がプロであるよりも、
その動機は純粋であって、素晴らしいものだと思う。

Linuxや数多くの有名フリーソフトは、プロが営利目的で開発するよりも、
素晴らしく、そして使いやすいソフトであると思う。

技術者が、営利目的のみで仕事をしているのなら、それは単に職業の一つであって、
アマチュアの純粋な技術に勝るのだろうか?

世の中のプログラマー全てを否定するつもりは無いけれど、
プログラマーは、「技術屋プログラマー」と「サラリーマンプログラマー」に、
分ける事が出来るのではないかと思う。

 技術向上の為には

プログラムを勉強するには、とてもお金がかかる。
今はだいぶ安くなったけど、パソコンは個人で買うには高価過ぎるし、
ソフトウェアを揃えるだけでも、ハードの倍位はかかる。
書籍を揃えて実際に勉強をするのだが、
パソコンの技術の進歩はものすごく速いから、常に最新技術を覚え続けなくてはいけない。
並大抵の事では、難しい事のように思う。

この点に関しては、アマチュアでいるよりもプロであった方が、勉強をする環境は作りやすい。
周りから情報が入ってくるだけでも、アマチュアには無い良い面だと思う。

強い興味を持ち続けること。
それが「技術屋プログラマー」になるために絶対的に必要な事だと思う。

基本はやっぱり楽しいかどうか。
楽しくないと続かない。何でもそうだな。
無理にやらされていてもつまらないだけで、仕事上の技術向上はあっても、
純粋な向上心とは違う。

 プロである為に、技術屋である為に

プロである為には、やはり会社で働くのであるから、「人間性」が強く問われる。
技術が無くても、人間性が良ければ仕事は出来るのだ。
常識とか、当たり前のことが当たり前に出来ない人間には、
プログラマーだけでなく、どんな職業も就けないハズなのだ。

僕が新人教育をして、統計的に思ったことだが、
大学新卒生は、どうも根性が足りない。学生生活で楽をして遊んだツケだろうな。
出来る人は出来るから、一概に大学生が悪い訳ではないのだけど。。。
まぁ、辞めてしまう人は、学歴に関係なく辞めてしまうけどね。

プロで技術屋を目指す人。そういう人はものすごく出来る人だと思う。
もちろん、それなりの努力の積み重ねがあって、なるべくしてなっているのだが。

自分の技術向上に対して、純粋に嬉しく思い、そして誰からも認められる。
これが技術屋であるために必要なことだと僕は思う。

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