パソコン基礎の基礎 No.004


インターネットの歴史。

 ちょっと難しいお話

今回の話は、「インターネットの歴史」
ネットワークの技術と歴史のお話をしようと思うのだが、ちょっと内容が難しい。
「パソコン基礎の基礎」に載せて良いものかと考えたのだが、これ以上コーナーを増やしてもねぇ。。。

これから書く内容は、僕が今勉強をしている内容であって、
勉強内容の覚え書きとして書こうと思う。

 インターネットの歴史

インターネットは1960年代後半に米国国防省の
高等研究計画局(ARPA:Advanced Research Projects Agency)による実験としてスタートした。
(現在は、DARPA:Defense Advanced Research Projects Agencyと呼ばれている)
大学や一般企業が研究に参加してくるように資金を提供し、
コンピュータネットワーク接続についての実験を行った。

1969年12月、その実験ネットワークはオンラインで接続された。
その新技術は高い信頼性があることを証明し、
軍事ネットワークである米国のMILNETとヨーロッパのMINETを生むことになった。

その後、何千ものホストやユーザーがARPANETに接続し、
初期の「ARPAインターネット」ができあがった。
ARPANETのAUP(Acceptable Use Policy:容認される基本ポリシー)では、
インターネットの商用利用は禁じられていた。

1982年、ARPANET用に開発され、米国防総省によって改良されたプロトコル、
TCP/IP技術が確立する。

1983年、ARPANETから軍事目的MILNETを切り離す。

1985年、そのころにはARPANETが非常によく使われるようになり、輻輳が生じる様になった。
(輻輳"ふくそう":一ヶ所に集まること)
その対策として、NSF(National Science Foundation:全米科学財団)は、
NSFNETの開発の第一段階を開始した。

1986年の段階では、NSFNETはまだ初期の形態を取っており、3階層からなるネットワークアーキテクチャを
形成していた。このアーキテクチャでは、大学や研究組織は地域ネットワークに接続し、
それらの地域ネットワークは、米国政府が資金を提供している6つのスーパーコンピュータセンタを結ぶ、
主要バックボーンに接続されていた。

1989年に、ARPANETは役割を終え、1990年になるとMerit(Merit Network,Inc)、IBM、MCIは、
ANS(Advanced Network and Serviced)という新たな組織を設立した。
Meritのインターネットエンジニアリンググループは、
NSFNETのためのポリシールーティングデータベースや、ルーティングに関するコンサルテーションおよび
管理サービスを提供した。それに対し、ANSはバックボーンルーターと
ネットワークオペレーションセンター(Network Operation Center:NOC)の運用を受け持った。

1990年、NSFNETがARPANETを吸収する。

1990年代始めになっても、NSFNETは研究や教育目的の利用に限定されており、
政府機関のバックボーンも業務目的の利用に限定されていた。
しかし、これらのネットワークやその他に登場してきたネットワークは、
今までにない圧力を感じるようになってきた。
様々な組織同士が相互接続を必要とし、商業目的を目的とする人々や、一般的に感心を持った人々が
ネットワークへのアクセスを強く要請するようになり、これらの人々にサービスを提供する

インターネットサービスプロバイダ(Internet Serveice Provider:ISP)が登場する。
また、米国以外にあるネットワークも発展を続け、国際接続に対する関心が高まってきた。

1992年、WWW(World Wide Web)が発表される。WWWの登場で、インターネットの利用者は急増した。
 HTTP(Hyper Text Trancfer Protcol)
 URL(Uniform Resource Locater)
 HTML(Hyper Text Markup Language)
の3つがWWWを成立させている仕様である。

商用利用の制限が緩和されてから急速に規模が拡大していき、1995年4月にNSFNETはその役割を終えて、
今日のインターネットとして様々な用途で実用化され、発展し続けている。。。

*** 参考文献 ***
・インターネットルーティングアーキテクチャ
・第2種情報処理技術者図解テキスト

 

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