こだわりのパソコン No.002
自作パソコンのすすめ。
自作パソコンのお話
自作パソコン話は、特別講師のらす先生が解説してくれたのだが、
考え方の微妙な違いがあるため、僕なりの考えで「自作パソコンのすすめ」を書こう。別に仲が悪い訳じゃ無いよん♪
自作をするからには、こだわりを持って作るべきであって、
今回は僕のこだわりのお話。自作のデメリット
自作する事によって生じるデメリットの説明をしよう。
自分で作るからには、全てが自分の責任の元で行われる為、当然の事ながらサポートが無い。
パーツ単位なら買ったところで初期不良位はサポートするけどね。
ここら辺が、初心者に難しいと思われる部分かな。パソコンを構成する全てのパーツ・ソフトを揃えなくてはいけない。
メーカー品と同程度のものを自作すると、ものすごくお金がかかる。
もちろん、組立・インストール等で時間もかかる。まぁ、こんなところか。
自作するときに一番恐ろしいことが、
「高いお金を出してパーツを買ってきて、それが動かなくなってしまうかも」
って事だな。
プラモデル感覚で作れると言っても、贅沢な買い物であることには違いない。自作のメリット
先にデメリットを書いてしまったが、僕は基本的に自作推奨派なので、
初心者が抱いている不安やデメリットに気が付いていないかも知れないが、
自作する事のメリットはいくらでも書ける(笑)自分の欲しい機能だけが選べる。
メーカー品のパソコンを買ってくると、使わない機能が実に沢山ある。
パソコンは、「何でも出来るけど何も出来ないもの」だから、
自分の欲しい機能を持った自分専用のマシンは、やっぱり一番使いやすい。「何でも出来るけど何も出来ないもの」と書いたのは、
一通りのソフトは揃っているから何でも出来るのだけど、
絵を描いたり作曲したりプログラミングをしたりと、やりたいことをやるには結局、
ハード・ソフトを買い足す必要があるから。他には、メーカー品に無い良いところとして、拡張性が高いと言うこと。
単に入れ物を大きくすると言う話ではなく、メーカー品の作りの悪さの話だ。
メーカー品は生産コストを下げるため、拡張性を犠牲にして内部の作りを簡単にする。
マザーボードにサウンドやグラフィックの性能の悪いチップを載せているのだ。
そのため、将来、一部のパーツを交換したいときに、既に搭載されている機能と衝突し、
買ってきたパーツが認識しない等の障害が発生する。
メーカー品のパソコンは、マザーボードの性能(スペック)情報を入手しづらい。
そこら辺が僕のメーカー品が嫌いな理由。良いマシンもあるけどね。やっぱり、自作の良いところは、全てを自分で作ること。
苦労して作りあげたパソコンなら、どう扱えば良いのかがわかるし、愛着も湧く。
当然だよね。パーツ一つ一つをこだわってじっくり選んで作るのだから。パーツを選んで組み上げると言うことは、
必要なパーツを後から追加する事も、性能の良いパーツに交換する事も出来る。
パーツを流用すれば、2台目以降はさほどお金がかからない。
日々進歩していくパソコンが、将来的に見て1台で済む訳が無いのだから、
必要な物だけを購入できるのは実に経済的だな。僕のこだわり
自作パソコンで一番楽しいのがパーツ選び。
自分の思う機能と懐の具合を考慮して、パーツを選ぶ。
お金に糸目をつけずにモンスターマシンを組むのも良いし、
ジャンク屋回って必要最低限で組むのも良い。僕の一番こだわる部分は、インターフェース部分。
キーボード、マウス、ケースだな。
出来ればモニターにもこだわりたいが、僕のはメーカー品の流用なのだ。。。
モニターは10年位は持つものだから、少し高くても妥協しないで買いたいものだ。
キーボードやマウスも、毎日障るものだから、多少高くても良いものを選びたい。
そして、ケースは一番こだわりたいところ。
今後の拡張を計画しつつ、それでいてメンテナンス性やデザインを考慮して、
自分が気に入ったケースを買う。ケースは一生ものだから真剣に選びたいものだ。
ケースを選ぶと、マザーボードの種類が決定される。
詳しい話は省くが、AT,ATX,BabyAT,MicroAT等がある。マザーボードは、自分が欲しい機能で選びたい。
「サウンドは音が出れば良い」って程度ならオンボードの安いヤツでも構わないと思うが、
拡張性を考慮して、自分の力の入れたい部分は、別でボードを挿すようにすると良いだろう。
そして出来れば、有名なメーカーが良いだろう。
BIOSのUpdateモジュールも出るし、
皆が使っていれば、障害の起きたときの対応がしやすいのだ。
基本的にどのパーツも有名どころを選んだ方が良いね。次にこだわりたいのがドライブ周り。
ハードディスクドライブ(HDD)やフロッピーディスクドライブ(FDD)。
これは良いものである必要は無いけれど、中古品だけはイヤだ。
HDDは、容量よりも回転速度の方を重点に考えたい。
遅いHDDはストレスの溜まるものだ。だけど、基本的には容量の多いものは速いのだが。後のパーツは「適当に。」だな。
僕は、音も画像もそこそこで良いから。
MOやCD-R等は必要であれば着ければいい。
そういったものを接続する場合、先に考慮してケースに力を入れるのだ。中古品にしない方が良いパーツは、HDDの他にはメモリだな。
安物でも構わないのだけど、メモリは新品を購入したい。
動作チェックをしているとはいえ、ウィルスが潜伏&破壊する部分だからだ。安定性を目指すなら
最新のものよりも、有名なもの。
ドライバも出回っているから認識しやすく、ドライバの性能が良ければ、
本来のハードの性能を引き出す事が出来るのだ。
いくら良いハードであっても、ドライバの性能が悪いと十分な性能を引き出す事は出来ない。
OSにLinuxを入れたいのならなおさらの事だな。
Plug & Playに頼り過ぎるのも考え物。
WindowsNT4.0は、Plug & Playに対応していないのだから。一昔前は、HDDの相性等で動かない事は良くあったのだが、最近は少なくなってきたらしい。
ボードの相性で動かなくなる事は、今でもたまにあるらしいが、最近聞かなくなったな。いづれにしても、有名パーツメーカーならば、そういった情報は出回っているハズで、
パソコンショップの店員も知っているので、気になるなら聞いてみると良いだろう。マシンを安定させるのなら、冷却を忘れてはいけない。
パソコン(特にCPU)は熱を出すが、熱に弱い部品の集合体なのだ。
HDDは特に、熱を持ちすぎると情報が消えてしまうから要注意。
冷却ファンは冷えすぎる位つけると良いだろう。
ただし、回転するものは音が気になる。
静かな冷却ファンもこだわりたいパーツの一つだな。熱をいかに効率よく放出するか。
マシンを安定させるためには、改造をしない方が良いだろう。
速くても、熱暴走を頻繁に起こすマシンは、使いづらいものなのだ。経験上のお話
マシンの自作は、自分・友人・会社のを含めて、かれこれ10数台組んでいるが、
統計的にメーカー品よりも安定性が高い気がする。
安くて単純な作りの方が、メンテナンスや拡張性が高いのだ。何台も組んでいるが、やはり毎回何かのトラブルが発生する。
マザーボードの初期不良であったり、単にBIOSの設定ミスだったりするが、
自作するに当たっては、トラブルが起きることを前提に考えていた方が良いだろう。
すんなり組めてしまうのはめずらしいことなのだ。そういったトラブルが発生したとき、買ったお店で相談しよう。
初期不良サポート期間内であれば、ちゃんと交換してくれる。自作にトラブルは付き物だが、そうやって苦労して動いたときの感動は、
苦労した分、喜びは大きく、毎日使うマシンならば愛着が湧く。
愛着のあるマシンなら、有効に使ってあげることが出来るハズ。やはり、物を作る作業というのは楽しいものだ。