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2000/8/26 田中一郎ライブ:ゲスト EVENT Report 2000/11/17 夕方音楽 in AUDIO EXPO


『夕方音楽公開生放送 in RADIO BERRY』についてのご報告です。



2000 夕方音楽公開生放送 in RADIO BREEY 栃木県宇都宮市 エフエム栃木 スタジオ
11/6(月)16:00〜16:55
MUSIC TRANSFER 生出演
11/6(月)17:00〜18:55
日曜日は1日穏やかな晴れだった。東京では久し振りの20度を超える気温だったらしい。
しかし今日月曜は、朝から曇り。雨は大丈夫そうだが、日が照らない所為か少し肌寒い。
11:24東京発、Maxやまびこ103号に乗って宇都宮へ向かう。宇都宮に着いてから昼食。
RADIO BERRYは宇都宮駅から少し離れたところにある。
今回は知り合いの方に車を出して頂けたので、ご厚意に甘えて同乗させてもらった。
車に乗っていてもスタジオまでは“ちょっと離れているな”って感覚。お気楽に“歩いこう”という距離ではない。後日地図でチェックしてみると、その道のりは目測で2.5〜3Km位だった。

RADIO BERRYのスタジオは、とあるビルの1階部分にある。
ガラス張りのショールームになっていた箇所の内側に、放送ブースを作ったというイメージ。
こちらからは、ショールームのガラス+ブースのガラス(多分2重)越しに見ることになる。そのガラスに、こちらの風景の映り込みが激しく、内部の様子を覗うのは大変だ。
おまけにブースの窓自体もそれほど大きくないので、見る方もぎゅっとつまった感じで並ぶことになる。
しかもビルと歩道の間に2m程の奥行きの植え込みがあるので“窓に張り付ける”という状態ではない。
ブース内は、今風な曲線で出来た明るい木目調のデスク。その机上いっぱいに広げられたA4版の紙。FAXやメールをプリントアウトしたものだ。マイクが2つ下がっているが、二人でお話するのなら取り敢えず机の上を片付けないとだめだろう。
陣内さんの席の向かいにはディスプレイ。タイムスケジュールなのだろうか。なんとなく『ユーガッタミュージック』の字が読み取れる。
黒字に白や水色の大き目な字。デジタル表示の時計が秒を刻んでいく。
突然後ろ遠方から、声がかかった。
片道2車線の大き目な道(県道?)をはさんだ向かいが中学校になっており、その校舎の窓から顔を出した学生が「今日は誰が来るんですかぁ?!」と大声を出している。
スタジオ前の学校の彼女らにしてみれば、スタジオ前の人だかりは年中行事なのだろう。
『夕方音楽』放送中も学生が覗いていったりするのだけど、「誰も来てないよ〜」と言われてしまったりもする。
だから、そのDJしている人が“来てる人”なんだってば〜(^^;)

4時ちょっと前に陣内さん登場。黒の長袖シャツに黒のパンツ。右手首に紺地のバンダナ。
外に向かって手を振ってから、席に着いてFAXなどのチェックを始める。
席は机をはさんで左右にある。DJ席は左側。しかも少し後ろ向き。これは右側のゲスト席に座る方の顔が見えるように、という配慮からだろうが、今日だけは背中を向けてるDJにもう少しこっちを向いてもらえないだろうか、と思う。(^^;)
4時前なのでまだ外は明るいのだが、その分、外の風景がガラスに反射する。
座っている陣内さんより、ガラスに映った自分の姿の方がはっきり見えるくらいだ。
リスナーの願いも虚しく、ガラスへの映り込みを避けながら見るブース内の黒尽くめの陣内さんはなかなか見辛いものがあった。

パーソナリティである陣内さんは、赤ペン先生だ。FAXやプリントアウトしたメールに目を通しながら、赤のサインペンで丸やアンダーラインを付けていく。
ここでもう、その日のおおよその構成を決めてしまうのだろうか。その作業に戸惑いや焦りはない。
A4版3枚をホッチキスで留めたプリント物を手に取る。明朝体の大きな字で『陣内大蔵』。その下に写真らしき物。細かい字で説明文。シュッ!と丸を付ける。
どうやら『Messy Lover』の販促用資料らしい。放送中に読み上げるために、商品コードの箇所をチェックしたのだろう。
『仕事人陣内大蔵』
見られているのを意識しているのか、心持ち緊張した背中。
その時、隣りにいた知り合いがひとこと。『あの画面、競馬のオッズ表みたいだねぇ』(爆)
赤ペン先生、もとい、競馬の予想屋。
そういやどちらも赤ペンだ〜。(^^;)

4時。夕方音楽オープニングが流れる中、陣内さんにキューが出される。「こんにちはー! 陣内大蔵でーす」
“おぉおぉっ?!!?”その違和感に、動揺する。スピーカーからの音声と口が全く合ってないのだ。
正しく『ひとりいっこく堂/衛星放送編』状態。(^^;;;)
陣内さんも気が付いたらしく、番組の後半で早速このネタを披露していた。
この放送は、RADIO BERRYのスタジオから回線で東京まで行って、衛星を通じ全国に配信されているそうだ。それまでにほんの数秒の時間が掛かる。
スタジオ前で見学しているリスナーには、画像と音声の微妙な時間差攻撃だ。
「2,3秒のずれでみんなは聞けてるらしいんですよ。だからこぅ、いっこく堂状態でしょ、ね、ね、やっぱりなぁ〜〜」
その言葉に、ガラスのこちら側で思わず大きく頷いてしまう。
「なんか多分ね、変な感じだと思うんです、ガラスの外にいる人達は。だからこぅ、空を通って一辺通ってここにきてるんで3秒ぐらい遅れているらしいです。面白いですね。そぉゆぅの、初めて聞きましたけどもね」
ということは、陣内さんは3秒早くしゃべっているということなのだろうか。謎だ。
曲を流している間も、やはりFAXなどに目を通す。
たまにスタッフの方が番組中に届いたFAXを持ってきたりしながら、向かいの椅子に座って軽くお話していかれる。後ろを向いている所為もあると思うが、さすがにインターバル中でのファンサービスはない。
ラジオショッピングは録音。この間、陣内さんは中座してブースは空になる。
天気予報や交通情報は現地の局から流されるので、ちょっと一服といったところだろうか。
5時前に『夕方音楽』は終了する。
ブースを退室する際に、外にいるみんなに手を振っていかれる陣内さんだった。
外は夕闇がだいぶ迫っていた。


RADIO BERRYには外から見えるところに二つのスタジオがある。『夕方音楽』を放送したスタジオはビルに向かって左側のブース。夕方音楽の後の番組『ミュージックトランスファー』はビルの右側のブースから放送された。
こちらは左側のブースより作りが大きく窓も大きくとってあるので、見る方としては楽だった。
でも、どちらにしても陣内さんは左側の席。表から見ると、右向き加減の背中向き。(右斜め後方から見る感じ)たまに大きく動くと右の横顔が見えるが、仕事中はその表情を伺うことは出来ない。
日も暮れて少し冷え込んできた。16℃らしい。
昼間は比較的暖かかったとはいえ、風が吹くとかなり寒く感じられる。
ブースの向こうの副調音室からキューが出される。
5時、『MUSIC TRANSFER』開始。梅原朋子さんがDJ。
番組内のニュースも“梅ちゃん”が読む。世界的なニュースから思いっきりローカルなニュースまで様々である。
コマーシャルを流している間に陣内さんがブース内に入ってくる。
スタッフの人に室内の照明を落としてもらって、外に手を振ってから席につく。
梅ちゃんに紹介されて、「どぉもぉっ!!ということで」と陣内さん“登場”。
夕方音楽は、“ずっと緊張してテンション高いまま”終わったということで。
「今日は外にもね、たくさんの方々が見に来て下さってます」の梅ちゃんの言葉に、
「ありがとうございま〜〜〜す」と言いながら少し振りかえって手を振る。
「陣内さんはDJをされていますが、本業は歌手ですので…」
「そうです。本業は歌を歌ってますからね」と言いながら曲へいく。
夕方音楽は気合を入れてやっていたので、「汗が出て〜」といいながら上着のシャツを脱ぐ。下は黒の半袖Tシャツ。後ろの襟首に1ポイント。昨日買った極真Tシャツだそうだ。
ミュートラはゆったりと音楽を聞かせるタイプの番組である。
“曲もたっぷり1曲聞かせます”といった感じで放送する。
「オリンピック見られました?」の問いに、
「結構見ていましたよ。あのね、僕レコーディング中だったんで、レコーディングしながらTVこぅつけて」
「いいんですかぁ?!」
「すごい不謹慎ですけど」
といいながら次の曲。
緑花祭の“ぱなぱな”へ“ありがとうメッセージ”が届く。
ぱなぱな(緑花祭のキャラクター)に入っていたお兄さん、けっこう寒かったのに汗だくになっていたそうだ。陣内さんの“緑花祭裏舞台情報”。
交通情報+コマーシャルが入る。
息を切らせ(わざと)ながら陣内さん再登場。
「なぜ息を切らしているんですか?(^^;)」
「一瞬、トイレに行ってましたぁ」(外に行っていたのは本当。多分本当にトイレ休憩。(^^;))
RADIO BERRY では THANKS WEEK SPECIAL と称して、リスナーに『ミレニアム福袋2000』プレゼントを実施している。1週間:日替わりの7つのキーワードを集めて、ひとつの言葉にして応募するものだ。
今日のキーワードは“と”。
陣内さんが気合風に言う。「ぅ とぅ とぅ とぅ …」。(エコーがかかる)
陣内さんへの『子宝御礼“ありがとうメッセージ”』もあった。
「気合は子宝から始まりましたからねぇ」と陣内さん。
交通情報のコールを、陣内さんがしてみたりする。「交通管制センター、わくいさぁん」。
「俺はじめていいましたよこうゆうの」とちょっと嬉しそう。
東京ビッグサイト『AUDIO EXPO』での公開録音と新譜1月24日リリース予定の告知。
「そのころに東京でライブが出来たらなぁってのもありますからぁ」。
ふたりで『グッバイ & ピィーース!』で終了。
7時。スタジオ前はすっかり暮れていた。

ほとんど3時間立ちっぱなし。座ったのはトイレを貸してもらった時くらい。
流石に後半は寒かったです。それにしても、雨が降らなくて良かった。
レポートでは全部カットしてしまってますが、割とコマーシャルや交通情報の時間が多く、その間ブースの外に出て休憩しているようです。
メインDJでないだけ、リラックス〜って感じでした。
入退室するタイミングで、“ブース内の照明を落として外に手を振る”を何回かやるのですが、実は明るいままのブースの中からは、外はほとんど見えないらしいのです。室内の照明を落として始めて外の風景が“うわーっと”広がるそうです。
スタジオ前の道が大きめの道で緊急車輌(消防車や救急車)等が通ったりするんですけど、ブース内には影響無し。(当たり前か)
エフエム栃木の方の対応が親切で嬉しかったです。感謝。
駐車場には入れてもらえたし、ビル内のトイレも貸してもらえたし、番組終了後にはちゃんと裏口から一旦出てきて、残ってたファンにフォローを入れてもらえました。

ところで、来年のライブは東京だけですか〜?(^^;) >陣内さん

Bottom Line