LowpolyText3D PROTO

ソフト紹介

テキストをローポリな3Dで表示するプロトタイプです。拙作 "LowpolyText PROTO" を3D化しました。

通常，VRML2.0でテキストを3D表示するには，プラグイン依存の拡張ノードを使うか，モデ ラー等で3D化したデータを用いることになります。どちらの場合もポリゴンが多くなり， 表示が重くなりがちです。また，モデラー等で3D化したデータでは文字列を変えられま せんし，プラグインが限定されるのもできれば避けたいところでしょうか。

そこで，ローポリで3Dテキストを表示するプロトタイプを作りました。

• 3Dですが，表示負荷は通常のTextノードの半分程度です。
• 3Dならではの表現を可能にするフィールドが用意されています。
• 全てのASCII図形文字が使用可能です。
  

ノードリファレンス

LowpolyText3D {
  exposedField  SFFloat     depth            0.1
  exposedField  SFFloat     distance         1.0
  exposedField  SFFloat     italic           0.0
  exposedField  SFFloat     spacing          1.0
  exposedField  SFNode      color            NULL
  exposedField  SFRotation  rotation         0 0 1  0
  exposedField  SFVec2f     backScale        1 1
  exposedField  SFVec2f     backTranslation  0 0
  exposedField  SFVec2f     frontScale       1 1
  exposedField  MFString    string           []
  field         MFString    justify          "BEGIN"
}

各フィールドの説明

depth ：

奥行き

distance ：

文字間隔

italic ：

斜体の度合い

spacing ：

行間隔

color ：

Colorノード

rotation ：

回転

backScale ：

前面に対する背面の縮尺

backTranslation：

背面の移動

frontScale ：

前面の縮尺

string ：

文字列

justify ：

テキスト配置 ("BEGIN"/"FIRST"/"MIDDLE"/"END")

Colorノードのcolorフィールドでは1〜4色が指定できます。指定した色は色数により以下のように扱われます。

1色：

[ 全体の色 ]

2色：

[ 前面の色, 背面の色 ] （側面は前面の色と背面の色のグラデーション）

3色：

[ 前面の色, 側面の色, 背面の色 ]

4色：

[ 前面の色, 側面手前側の色, 側面奥側の色, 背面の色 ] （側面はグラデーション）

使い方

下記のように，EXTERNPROTOでプロトタイプを定義し，ShapeノードのgeometryフィールドでLowpolyText3Dノードを指定します。
(下記例のVRML表示)

#VRML V2.0 utf8
EXTERNPROTO LowpolyText3D [
 exposedField SFFloat    depth
 exposedField SFFloat    distance
 exposedField SFFloat    italic
 exposedField SFFloat    spacing
 exposedField SFNode     color
 exposedField SFRotation rotation
 exposedField SFVec2f    backScale
 exposedField SFVec2f    backTranslation
 exposedField SFVec2f    frontScale
 exposedField MFString   string
 field        MFString   justify
] "lowpolytext3d.wrl"

Shape {
 appearance Appearance {
  material Material {
   diffuseColor 0 1 0
  }
 }
 geometry LowpolyText3D {
  string [
   "Hello!"
   "Thank you."
  ]
  justify "MIDDLE"
 }
}

デモ作品

• colorフィールドにColorノードを指定したときの色数による違い。
  • 1色：VRML, ソース
  • 2色：VRML, ソース
  • 3色：VRML, ソース
  • 4色：VRML, ソース
• backTranslationフィールドを利用して，スピード感のある表現。
  VRML, ソース
• backScaleフィールドを利用して，投影の効果。（"LowpolyText PROTO" を併用しています）
  VRML, ソース

注意

• "blaxxun Contact 5.1", "Cortona VRML Client 4.2", 及び "Cosmo Player 2.1.1"（全てWindows版）で動作確認しています。
• backScale/frontScaleフィールドの各要素には，0以下の値も設定可能です。
• colorフィールドを利用すると，eventIn時のCPU負荷が2〜3割程増加します。
• rotationフィールドを利用すると（デフォルト値: 0 0 1 0 以外であると），eventIn時のCPU負荷が2〜3割程増加します。
• justifyフィールドはMFStringですが，第１要素のみ有効です。

更新履歴

ダウンロード

　ダウンロード後，LHA解凍して出てきた "readme.txt" をお読みください。

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