【夜伽話3〜相手の心、我知らず〜(楊ぜん×蝉玉)】








さてある一国の王子とお姫様が婚姻を結んで2晩ほどがすぎたある夜。
姫の寝室に裾の長い夜衣に身を包んだ王子が衣擦れの音をさせながら入ろうとしていた。
「‥‥だれ?」
「僕以外に誰か来る予定でも?」
「!?」
姫は跳ね起きた。が、すぐにまた寝台に身体を沈み込ませることになった。
王子が姫を組み敷いて荒々しく、しかし優しく姫の服を剥ぎ取った。
姫の艶やかな裸体がカーテンを開け放したバルコニーから入ってくる月明かりに光を受けて白く輝く。
そして姫が逃れようと藻掻く度に光が揺れ動いた。
王子は姫のナイトガウンを止めていた紐を姫の両手首に縛りつけ、頭上に上げさせると寝台の淵にその反対側を結び、姫の身体を寝台に束縛した。姫の顔に恐怖が満ちる。内股に王子の手の這う感覚が走り姫は声を上げた。脚を開かされて恥ずかしい部分が剥き出しになった。
「へぇ‥‥これがあの執事をあそこまで突飛した行動に走らせた女の身体か‥‥」
指先でつぅと割れ目をなぞりながら王子がくすりと笑みを漏らした。
「なかなか楽しめそうだな‥‥」
薄らと露に濡れた姫の入り口から王子は躊躇いもなく指を滑り込ませた。
2本...3本と指を入れていき掻き混ぜる。姫の口から声にならない喘ぎ声が漏れた。
口をつぐんでその声を出さないようにしようとしている姫をよそに王子は指を一気に引き抜いた。
「いやぁっっ」
「いや?もっとしたいのかい?こんなに濡れて‥‥」
姫は羞恥に気が狂いそうになった。
王子の指が姫の入り口の周りの肉の芽や蕾を柔らかく、焦らすように撫でた。
そこから手を離して姫の露に濡れた自分の指先をちろりと舐めやった。
姫は眼を背けるが顎を王子に捕まれてくいっと持ちあげられた。そのまま王子の唇が重なって来た。舌が入り込み姫の口腔をなぞって弄んだ。口を離してはまた貪るような接吻が交わされた。
姫が息苦しさからか、快感からか、はたまた羞恥からかぐったりしはじめたところで王子は服を脱いだ。
姫はごくりと息をのみ腹を括る。姫の予想通り強引に押し広げられた脚の間から王子の熱いものが一気に挿入されて来た。
「んぁっ‥‥ん‥‥やっ‥くはっっ‥‥」
なんて淫らな姿何だろうと姫は思った。
王子の肩に脚を乗せさせられて繋がっている部分が今にも見えそうになる。王子の身体が何度も何度も激しく動きいつしか姫もそれに合わせて身体を動かしていた。けれど思いは執事にあった姫の一言が徒となることとなった。
「中では出さないでね‥‥王子‥‥」
「どうして?」
姫の身体がびくんと跳ねた。
「どうしてって‥‥」
「一刻も早く世継ぎを産んでくれ、姫‥‥」
「いやぁぁぁぁぁぁぁっっっっ」
胎内に王子の精子の放たれる感覚に姫は狂った。
けれどそんな姫の気持ちはどこ吹く風、毎夜のように王子は姫の寝室に訪れては機械的に身体を開く姫をかき抱くのであった。













<いいわけ>

ああ!ファンの皆さんごめんなさい。楊ぜん壊れてます!!!(わかっとるわ!)
姫様あんたもあきらめが悪いぞ。王子、鬼畜だぞ!!!!
姫&王子:お前がやらせたんだろーが!!!!!!(激怒)
悪魔:ああっっごめんなさい!!!ひぃぃぃぃ!!!!!お城の地下室に押し込めて拷問したりしないでよ!?
うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
−この後、悪魔の姿は数ヶ月の間忽然と消えたという‥‥−

                    では。  BY、悪魔