注:うーん、竜吉っさんステキ(笑)
高鳴りが消えない
ドキドキしている。
さっきから竜吉の鼓動は高鳴りっぱなしである。
聞仲のムチが黄飛虎を襲う。
それを見れば見るほど、何故か竜吉の鼓動は一層高鳴る。「元始天尊‥‥大丈夫か?」
「う、うむ‥‥」
それをごまかすために、目の前の苦しそうな元始天尊に目を向ける。
「だ、大丈夫じゃ‥‥」
「‥‥‥っ」
しかし逆効果だった。
元始天尊の苦しそうな顔は、竜吉の最後の理性を吹き飛ばした。もうだめだ。
「公主?」
不意に、竜吉は自らの裾をたくし上げた。
見事な曲線美の脚があらわになった。「公主‥‥‥何を?」
白鶴が不思議そうに竜吉の名を呼んだ。
それにかまわず、竜吉は一方の足をゆっくりとふり上げる。そして――――
ゲシッ!!
「むぐうっ‥‥!!」
そしていきなり元始天尊の顔面をその足で踏みつけた。
見事にヒールがのめり込む。「ぐ、ぐう‥‥」
「こ、公主っ!? どうしたんですかっ!」
元始天尊のうめき声と、戸惑っている白鶴の声が響く。
しかし、竜吉にはそんな鶴ごときの声は耳に届かない。
聞こえているのは、元始天尊のうめき声だけ。「ふ‥‥」
竜吉の目はすでに据わり、妖しげに笑みさえ浮かべている。
「ふ、ふふふふふ‥‥」
さらに竜吉は、先程、王天君がしたように元始天尊の顔を踏みにじる。
ゲシゲシゲシゲシッ‥‥‥
「あはっ‥‥あはははははは‥‥‥‥はーっはっはっはっはっはっは!!」
響く竜吉の笑い声。
かなり壊れている。「ぐうううううう‥‥」
竜吉のなぶりを受けて、元始天尊がさらにうめく。
「公主!! やめてください!! ああっ‥‥‥! 元始天尊さま!!」
白鶴はパニックを起こしている。
しかし、そんなことは竜吉には関係ない。
竜吉は今、とてつもない高揚感を味わっている。
一層、足に体重をのせる。ゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシッ‥‥‥‥
「あはははははははっ!!」
愛するオトコに苦痛を与えている――――
それがなんとも言えない興奮をもたらすのだ。
先程の王天君の振る舞いと、今の聞仲の黄飛虎への攻撃。
これで竜吉の中のサドっ気が触発されて、表に出てきてしまった。「公主! 公主!! どうしたんですか! 気を確かに‥‥‥!!」
それがノーマルな白鶴には理解ができない。
しかし、理解されなくても現に竜吉は満たされている。
恍惚感に溢れている。
ドキドキしている。「う‥‥こ、公主‥‥‥」
竜吉のヒールに殴打されながら、ようやく元始天尊が口を開いた。
「ほらっ、公主‥‥元始天尊さまが苦しがってますよっ! もう止め‥‥‥」
「さ、最高じゃ‥‥」
「へ?」
「最高じゃ!! 公主!! も、もっと――――!!」
「ほほほほほほ、そうであろう、そうであろう!! この枯れススキめ!! 苦痛でしか快感を得られんのであろう!!」
「はああ――‥‥‥女王さま―――――」
「ほーっほっほっほっほっほ―――――――!! 愚かなオトコじゃ!!!」
狂喜に沸く、竜吉と元始天尊。
「‥‥‥」
狂った情景を、白鶴が呆然と見ていた。
「ああ‥‥‥白鶴に見られている‥‥‥こんな虐げられたわしを‥‥‥」
肉体的にも精神的にもマゾな元始天尊だった。
「と、父‥‥いや、元始天尊さま‥‥」
「‥‥こ、公主?」
そんな狂った情景を見ていたのは白鶴だけではない。
太公望と楊ぜんもばっちり目撃していた。
嫉妬するべきか、ショックを受けるべきか。
自分の感情にすら戸惑っている太公望。
楊ぜんも無言だ。
妙な空気が流れる。「‥‥師叔」
「んあ?‥‥‥のわああ!!」
そんな中、突然楊ぜんが太公望に抱き着いた。
「なんじゃい! いきなり!!」
言葉と共に太公望のヒジテツが炸裂した。
「ぐはあっ‥‥!!」
「なんなのだっ! いきなり!!」
「こ、これだ‥‥」
「へ?」
「これですっ! 師叔!! 殴ってくださいっ! もっともっと殴ってください―――――!!」
「な、なんだああ―――――!! おぬしっ!!」
元始天尊の痛めつけられ様に触発された楊ぜん。
さらに太公望に迫りくる。「師叔―――――!!」
「一体なんなのだ――――――!!」
カエルの子はカエル。
マゾの子はマゾ。
そしてここでも狂った情景が展開されようとしていた。
心は偽れない
アナタは、ワタシの鏡なの――――
しょうや様画・・・(笑)
砂糖大根さんの後書き
草子さん、ダウンです(笑)
草子さんファンの皆様ゴメンなさい。
今週は、ワタシが書かせていただきました。
ゴメンよ。
「3角関係」「獣姦(笑)」「ホモ」「M」「カタツムリ」とくれば、残ったネタは
「S」しかございませんなあ。ああ、どうなるのやら……(笑)
草子の感謝の言葉
はい、カタツムリでダウンしました(笑)
そして砂糖大根さんファンの皆様ゴメンなさい(イヤ、むしろ私に感謝しろ?)
拝み倒して書いてもらっちゃいました。
もうデンジャラスの一言(笑)
さすがです!
すばらしいですっ!
もう何が何だかわからないぐらい笑えました(笑)
特に必見は、白ツルに見られて興奮するジジイかな(笑)
題名がかなり好き。
それにしても公主様ステキすぎ・・・・
そしてヒジテツくらって「こ、これだ!」とか言ってひらめいてる天才君がハマリすぎてて怖いぐらい(笑)
本当にスゴイよ!
涙出るよっ!
ありがとう、ありがとう、ありがとおおおおお!本当に、どうなるのやら・・・・(笑)
最後の2行は私が付け足しました。
愛がテーマのプチ詩をつけるのが(笑)ならわしなの←アホ
しょうやさんから挿し絵強奪しちゃったよう!
すごいすごいすごい!
S公主!
もうすげえの一言!
興奮のルツボ!(笑)
くっはあ・・・・もう・・・いつ果てても私に悔いはないわ・・・(笑)
しょうやさん、どうもありがとうございます!
たかってよかったあ・・・(私は蠅か?)