MZ−2000/2200

MZ-2000

MZ-2200



特 色

・電磁メカカセットデッキ使用
電磁メカとは、今でこそオーディオの世界でも当たり前になってしまいましたがそれまで、再生、録音などのカセットの操作は、人がレバーに連動したボタンを押しこむ事でギアやプーリーが噛み合い、モーターのスイッチが入って作動するタイプだったのですが、これだと、押し込む部分をコンピューターで操作する事<は難しかったわけです。
しかし、この、機械的な部分を電磁石などを使って自動化したタイプのユニットが出てきたことにより、コンピューターでこのスイッチ部分のオン・オフをすることで、簡単に、しかし効率的にカセットの操作を行う事ができるようになったのです。
当時、カセットテープは、パソコンの補助記憶装置の主役でしたから、パソコン側から自由に操作ができるということは、非常に有効なことでした。
それまでにもあった、頭出し機能などと組み合わせると、データの読み出しだけなら、ランダムアクセスも可能となったのです。ただし非常に時間は掛かりましたから、実用上は.......



ゲーム等

・えーと...プラズマライン..だったかな
MZ2000/2200は、ずいぶん後になってから手に入れた機械なのです。
だから、ゲームもあまり無かったので、ご紹介できるほどの材料がありません。
ただ、知人から購入したときに、もう名前も分からなくなってしまったのですが、たしか、プラズマラインという、惑星間レースをするゲームを付けてもらいました。
ワイヤーフレームで、前方から来る岩を破壊しながら進むゲームで、X68000の「スターウォーズ」のような感じなのですが(これでも分かる人にしか分からないな)、これに勝るとも劣らないスムーズな動きでした。
ただし、グリーンディスプレイ用らしく、カラーディスプレイで見ると、青と赤、それぞれのプレーンに交互にラインを書き込んでいるのを見る事ができました。



思い出など

もうX68000のExpertが出た頃になって、知人が譲ってもいいというので、MZ2000にちなんで2000円で購入したものです。
この時に、ナショナルのJR100を3円(!)でいっしょに購入しました。

左の写真がオマケのJR100です。
兄弟機種のJR200はカラーですがこれはモノクロでしか使えず、CPUも得体が知れません(6809かな?)。
でも、小さくてかわいい奴です。

MZ−2000はいかにもMZらしいCPUキーボードCRT一体型の姿に惚れ込んで、以前から探していました。(昔とあるバラエティ番組で机の上のインテリアとしてテレビに映ってたことがあり、収集癖がうずいてしまいました。) 私の所有機は、CRTの上の方のラインでちょっとブレが出ているのと、「y」キーで僅かにチャタリングが出ていますが、かなり大切にされていたらしく、システムソフトも完璧にそろっていて、当時オプションだったハドソンのHuBASICも付いていました。
チャタリングで思い出しましたが、CPUキーボード一体型の宿命なのでしょうか、MZシリーズはキーボードに当たりはずれがあって、MZ1500はチャタリングがひどくて、初期不良ということで交換してもらったにもかかわらず、後から交換してもらった機械もやっぱりチャタリングを頻発して、結局修理しながら使っていました。
でも、MZ-700はぜんぜんそんなことはなかったのですけど......。