98年No.1

98年1月9日

新進党が分裂して、今までも所属議員数名で名前も定かでない政党、会派がかなりあったのに、さらに数多くなってもうどこに何があるのかわかりません。国会議員はいったいどんな基準で選択をして新たな政党に参加するのでしょうか。

98-01
政治家の決断

98年1月21日

中央官僚の接待漬けの実状が次々と明るみに出てきました。天下り先でも道路公団の汚職などが報道されています。ノーパンしゃぶしゃぶとかMOF担とかこれまで耳にしなかった言葉が世間の常識語になりました。

権力の集中したところには、それに取り入って甘い汁を吸おうという者がいつでもいるわけですが、現代でもやっぱりそうでした。ここで気になるのは、どうも近頃の役人は、「ワル」という意識がまるで無いような様子であることです。

98-02
悲しいことに現代の話

98年2月6日

ちょっと前の厚生事務次官、最近の大蔵官僚、霞ヶ関には裏の金が渦巻いているようです。そういう点で、やくざやギャングなどと何ら変わりがありません。まことに悲しい話で。

98-03
悲しいことに霞ヶ関の話

98年3月9日

大蔵省の金融、証券業界との癒着問題で、接待での収賄容疑によって、1月にはノンキャリアの逮捕がありましたが、3月10日ついにキャリア官僚が二人逮捕されました。キャリアとかノンキャリア(ノンキャリ)とかの言葉が近頃一般化しましたが、キャリア組の官僚の常識が一般常識とは全く別次元のものであることも広く知られるようになりました。

大蔵省には(他の省庁でもそうなんだろうなあ)ずらりと黒塗りの車がならび、金に糸目を付けない接待へと官僚たちを連れて行く。ところで、公用車はたいてい黒塗りで、一般常識に欠けるキャリアには手取り足取り検察の車と接待用の車との違いを教えないといけないのです。

98-04
キャリアは黒塗りの車に乗る

98年3月16日

3月10日、青森県知事が高レベル核廃棄物(フランスで再処理された原発の使用済み核燃料のガラス固化体)の運搬船パシフィック・スワンのむつ小川原港への入港を拒否しました。13日には、知事は首相らとの会談の後、入港、荷揚げを許可しました。

この知事の行動は、いささか意味不明の所はありましたが、核廃棄物への関心は常に喚起されていないといけないでしょう。青森県六ヶ所村に国内唯一の核廃棄物処理施設がありますが、ここが最終貯蔵地ではないことは決まっているのに、では最終的にはどこかは何も決まっていないし、どのようにという方法さえ定まっていません。これから寿命の来た原発の解体が続々始まるのに、その核ゴミはどうするのでしょう。

98-05
放射性廃棄物

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