柳原陽一郎
師走のレイトショー Vol.4
1999/12/25



「師走のレイトショー」は、深夜0時半から明け方5時頃まで続くという
長丁場のライブで、生柳原さん2度目の私は「お、起きてられるかしら…」と、
今にして思えば無駄な心配をしていました。

1999年の師走のレイトショーのテーマは、ミレニアムらしく
『21世紀に持ち越したい曲』

(曲名の色 ギター演奏、ピアノ演奏

〜第1部〜
・ジャバラの夜
・オゾンのダンス(カントリーブルース調)
・たかえさん

・牛小屋
・とこやはどこや
・さよなら人類
   →ビートルズの曲

・夜のどん帳
・マリンバ
・どんぶらこ


第一部は、「たま」時代の曲から。
『ジャバラの夜』は、1986年の曲だそうです。
『牛小屋』は19歳の時の曲で処女作。エチオピア(?)料理店のご主人に
「世界に通用する」と絶賛されたというエピソードから始まりました。

「『髪結いの亭主』という映画がございまして、それの元となった曲で…。
というのは冗談で」と始まったのは、『とこやはどこや』。
「床屋さんには今でもなりたい」と。ぜひ今からでも目指して欲しいです。

「たま」時代の曲となると、柳原さんひとりの声を聴いていても、
頭の中では、「たま」メンバーの石川さんのかけ声や、知久さんや
滝本さんのハモっている声が自然と鳴ります。

〜第2部〜
・ふたりは遊牧民(マリファナバージョン)
・子供がボールを取りに来る
・涙があふれてる〜On the road again
・まごころのうた

・だいじょうぶ
・航海日誌
・ぽろぽろの日
・みんなおぼえてる

・〜〜のブルース
・愛される不思議
・流れてゆこう
・長いお別れ


第2部は、ソロ時代の曲。
『子供がボールを取りに来る』はタイトル通りの状況で、
「仕事がヒマな時に、窓を開けはなしてギターなんかを弾いていると、
庭に、子供が入ってしまったボールを取りに来て」と、なんとも
ほのぼのとした風景が目に浮かびました。

『ぽろぽろの日』は、1999年に入って、柳原さんの身近な方が
お亡くなりになったりすることが続いて、「普段、気持ちを伝えたり
することが苦手で、そうこうしてるうちに伝えることができなくなってしまう」
といったことからできた曲だそうです。
まだ自分の身近な人と2度と会えなくなったりという経験はないのですが、
それでも、「突然」はやってくるだろうし、自分の身にもふりかかるだろうから、
大事な気持ちは伝えられる時に伝えなくては、と思いました。

『〜〜のブルース』、今回はこの時世間を騒がしていた、
『ミイラのブルース』&『足の裏(?)ブルース」でした。
話題になった方々ご本人も強烈で笑かしていただきましたが、
柳原さんの見事な歌い回しには、さらに大笑いいたしました。

〜第3部〜
・10位 ふしぎな夜のうた
・9位 あの娘は雨女

・8位 ハレルヤ
・7位 奇跡の人

・6位 人生はロデオ
    →トレイントレイン(ブルーハ−ツ)
    →Road to no way(トーキングへッズ)
・5位 小さき人

・4位 きみを気にしてる
・3位 ブルー・アイズ
・2位 オリオンビールの唄

・1位 満月小唄
〜アンコール〜
・君の重さ

第3部は、ファンのアンケートからによる「ベスト10」。
どれもこれも「うんうん。」と納得の曲ばかり。
8位は、唯一、カバ−曲がランクイン。
6位の『人生はロデオ』を始める前には、
「次の曲はちょっと気合いをいれないと…。」と深呼吸。


今回は、座った席が前の方で、ピアノの前だったので
とにかく柳原さんをまじまじと見てしまいました。
時間にしたら長いライブだったけど、とにかく充実していて、
「ああ、このまま…」とずっと続いてほしいような気がしました。
次は、バンドスタイルに戻り、サポートメンパーと一緒に
「3月4日のスプリング・サンバ ’00」です。
(あ、PS2の発売日と一緒だ…)


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