小谷美紗子
"生"
2000/12/12南青山MANDALA




夏に続いて2回目の『生』。
今回は寒い冬ということで、美紗子さんはホッカイロ(?)を
にぎにぎしながら指をあたためながら、ステージに登場しました。

ピアノの前に座り、
「あ…、くつ間違えた…。」と、
靴をぬぎぬぎ、くつ下を脱いで、いつもように
裸足になりました。もっと履いたり脱いだりしやすい
靴に履きかえるつもりだったのかな。

 ・眠りのうた(アルバムバージョン)
 ・紫式部
 ・鼓動


目を閉じて、意識を集中するようにしてから始まった『眠りのうた』。
弾き語りでのこの歌は、ピアノの伴奏がずしんずしんと
体に響いてきます。
そして『紫式部』。亡くなった愛犬コロちゃんへの想いを
歌ったこの曲は、「歌うと泣いてしまう…。」ということで、
これまで1度だけステージで歌われたことがあるそうですが、
今日聴けるとは思っていませんでした。
聴いていて、もう胸が「くぅ〜〜」と締め付けられる感じでした。
続いて、美紗子さんの口元が何かをつぶやいて『鼓動』が
始まりました。声とピアノの音が自分に突き刺さってくるようでした。
最初の3曲でやられてしまいました。がっつ〜〜ん!!と。

この日、昔お世話になったイベンターの方が楽屋に訪ねてきてくれて、
美紗子さんは、つけていたコンタクトレンズを落としてしまうほど、
号泣してしまったそうです。

 ・Care me more,Care me
 ・幸せなふり
 ・雲のように


「懐かしい曲から…。」と、『Care me more,Care me』、
『幸せなふり』。この2曲は、私は初めて生の弾き語りで聴いたので、
すごく嬉しかったです。ほんと良かった〜〜。
『雲のように』の後、「あちぃ」とつぶやいて、タオルで汗を
拭っていました。会場は全体的に暖かく、美紗子さんに向かって
照明が照らされているので、とても暑かったと思います。

2001年3月4日赤坂ACTシアターで予定されている
コンサートについて、
「リズムやベースをたくさんいれて、
 私は歌に集中します。」ということなので、
今日の『生』とは違った感じを楽しめるんでしょうね〜。
でも弾き語りもあるそうで、やっぱりそれも楽しみ…。

 ・自分
 ・真〜君の真未来に捧げる歌〜


この2曲を聴くと、改めて「自分を見つめ直す」気持ちが
沸き上がります。

そして、「それでは私の…」と言いかけた後、
結構長い間が空いた後、
「私の命より大事な友達、梶木良子さんです。」と、
梶木さんが登場。
美紗子さんがマイクの前に立ち、梶木さんがピアノの前に
座って、何かが始まるような始まらないような…。
「何かしゃべろう。」と美紗子さん。
それでもなかなか始まらないまま(笑)、「あ!」と
思い出したように「良ちゃんが、うちに2泊くらいした時…」
と話が始まりました。
1日目の夜は、カプリチョーザでトマトなんたらかんたらスパゲティ
(お、覚えられなかった)とブルケスッタ(?ですか?)で
お腹いっぱいになり、2日目の夜はうどん屋さんで
大きなかき揚げがのったうどんを食べてお腹いっぱいになって
帰ったのですが、その3時間後くらいに、おしゃべりしているうちに
おいしいものの話になってしまい、夜中の1時頃だというのに
焼肉屋さんへ…。帰り道、「もうすぐMANDALAなのにぃ〜〜」と
足(もも)を高く上げて歩いて、帰ったそうです。
ああ、目に浮かぶようです。(笑)
「結局私がひとりでしゃべってしまいました……。
 (梶木さんに向かって)何かしゃべることありませんか?」(美紗子さん)
「ううん。ない…。」(梶木さん)
「……つめたい……。」(美紗子さん)
「…トークコーナーは終わりです。」(美紗子さん)
トークコーナー、また見たいです。

 ・オオカミ
 ・time after time(Cyndi Lauper)
 ・愛 燦々と(美空ひばり)

(梶木さん、退場)
 ・THE ROSE(BETTE MIDLER)

今回の『オオカミ』は、少し特別な『オオカミ』でした。
その後の3曲はカバー曲で、美空ひばりさんの『愛、燦々と』は
プロデューサーの方のリクエストで「よし、やってみよう」と
いうことになったところ、詞がとてもよくて気に入ったそうです。
こうしたカバーして歌う曲、もっとたくさん聴いてみたいです。

 ・Gnu
 ・火の川
 ・rain
 ・火の川


『Gnu』は相変わらず鳥肌モノでした。
続いた『火の川』は少し違和感があったのか、
途中で「初めからやっていいですか?」と中断。
おわびの印ということで『rain』。
思いがけずにこの曲を聴けて、かえって嬉しかった〜。
改めて『火の川』、少し演奏を変えて歌い、
空気もがらりと変わり、また引き込まれてしまいました。

〜アンコール〜
 ・White Christmas

アンコールで歌ってくれた曲は、12歳の時に
「将来大切な人に贈りたい」と思って作った曲だそうで、
英語で歌われているものです。
ものすご〜〜くいいっす。いつかアルバムとかに
入れてくれないでしょうか?

今回、とても近くで美紗子さんを見ることができたのですが、
目を閉じて意識を集中して、演奏を始める瞬間の表情や、
歌っている時の瞳とかをじっっと見つめてしまいました。


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