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どうでもいいこと

今回の台湾旅行でふと思ったことで、本文に書くようなモノでもないどうでもいいようなことをちょっと並べてみました。

かなり寒いことも書いておりますので、気にしないで下さい。

ノークレーム、ツッコミたい内容は「礼儀正しく無視」という方針でお願いいたします。

各地の地名の日本読み

台湾では、当たり前のことですが地名も漢字で表記されています。

駅名の表示の下には、英語読み(アルファベット)の標記もあるのですが、日本人の私としてはまず、漢字に目がいってしまいます。

漢字も、本来は当然中国語読みなのですが、どうしてもそれを日本語読みしてしまうわけで、会話の時には使えませんが、ある程度見慣れてきた地名は、心の中で日本語読みしておりました。

高雄(カオシュン)は「たかお」でもぼちぼち通じたりするのですが、

屏東:びょうとう

岡山:おかやま

安平:あんぺい

左營:さえい

林鳳營:りんほうえい

嘉義:かぎ

泰安:たいあん

桃園:とうえん

新竹:しんちく

松山:まつやま

基隆:きりゅう

十分:じゅうぶん

とこんな感じです。

ちあきちゃん

先ほど、「嘉義:かぎ」と書きましたが、この地名は実際は「ちあいー」と読むようです。

で、駅の放送などで何度も聞いていると、いつの間にかこれが「ちあき」と聞こえるようになってしまったので、この町の自分的愛称は「ちあきちゃん」ということになりました。

ゆいちゃん

話が出国前に戻りますが、沖縄のモノレールは愛称「ゆいレール」というそうです。

それはそれとして、こちらも私の頭の中で勝手に愛称を付けまして「ゆいちゃん」ということになりました。

岡山と松山

高雄近郊にあって、羊肉が名物の町「岡山」と、台北市内にある鉄道の拠点(運転所があって、ここ発着の列車も多い)に「松山」がありますが、この両者、日本にも同じ字を書く都市がありますね。そして、そんなに距離も遠くない。

一方、台湾の岡山松山間にも直通列車が走っているので、今度台湾に行くときには、是非「岡山→松山」(またはその逆)という切符を買ってみたいのですが‥‥。

役に立った物立たなかった物ベスト/ワースト3

今回の旅行で一番の課題は「荷物をどう減らすか」ということでした。夏なので汗対策(=着替えの補給)が一番問題になるわけです。それは本文にも書いたように基本的に「現地調達または現地破棄」で何とかすることにしました。

その目論見は概ねうまくいきましたが、この旅行に持っていったものの中で、思った以上に役に立ったものと思ったほど役に立たなかったものがありました。みなさんのご旅行の参考にしてください。

役に立った物

・メモ帳とシャープペン:本文からも分かるかと思いますが、意志疎通に極めて有用なアイテムです。会話の内容が予想される場合には、予め書いておけば、見せるだけで相手の人はほとんど分かってくれます。シャープペンを渡して答えを書いてもらえば、中国語を聞き取れなくても大丈夫。

・台鉄時刻表:本文からも(以下略)、とにかく、移動時はかなり助かりました。私の旅は、途中の気分次第で肯定が変わったりすることがよくあるのですが、その変更後の行動が実現可能かどうか、これで判断できます。漢字と数字で書かれているので、中国語が分からなくても使いこなせます。

・デジカメ:今回の旅行では、一眼レフの銀塩カメラとフィルム5本を用意したのですが、「念のため」と思ってデジカメも持っていきました。そうしたら、こっちも大活躍で、結局300枚ほど撮ってしまいました。史跡の案内板などを撮って、あとでパソコンに取り込んでじっくり読むというのもデジカメならではの使い方です。

役に立たなかったもの

・水着:旅行ガイドに「台湾の温泉は日本と違って水着着用」とあったので持っていったのですが、最近の台湾では「日本式の温泉」が流行らしく、2ヶ所行った温泉はどちらも水着不要でした。なので、さしてかさばるものではありませんでしたが、ほぼ完全に「無用の長物」となってしまいました。

・パソコンゲーム:一人旅ですと、宿に入った後(夜)はたいていヒマになります。なので、今回、暇つぶしが出来るようにパソコンゲームを持っていったのですが、これもほとんど使われる(遊ばれる)ことはありませんでした。英語の勉強と旅行記執筆がありましたのでね。

・ジャケット:これも旅行ガイドに「建物や列車の中では冷房が効きすぎて寒いくらいである。何か羽織る物を用意した方がよい」あったので、それに従ったのですが、ほとんど使われませんでした。唯一、夜行列車に乗ったときに「あ、確かにこりゃ寒い」というシーンがあったので(しかも寝るときなので重要)、役立たずと言い切るのはよくないのですが、一週間の旅行中、僅か6時間しか使われるシーンがありませんでしたので‥‥。

撮影会

あちこちの市内を歩いている時、何度か見かけたのがこの撮影会シーンでした。

機材を揃えたカメラマンが、ドレスを着込んだ女の人の写真を撮っているんです。

今回の旅で、3回見ましたので、それが偶然の3乗でない限り、割とポピュラーに行われているものかもしれません。

場所は、台南の孔子廟、嘉義の公園、泰安の旧線駅跡と、かなり微妙(それなりに人通りもある)ところでした。で、女の人はいずれも大仰なドレス姿でした。

私も撮ってみたいかも‥‥。

黒松

我がサイトでもよく登場する「黒松」というのは、台湾の飲料メーカーのことです。アメリカにルートビアという、それはもうスゴイ飲み物があるのですが(炭酸飲料で、後味が湿布っぽい)、これの台湾版が黒松沙士というものです。日本でも中華街や輸入食品店でそれなりに手に入るのですが、ご当地では相当にポピュラーで、駅の売店やコンビニで当たり前のように売られています。コカコーラのない店はあっても黒松沙士のない店は見受けられなかったようなくらいです。

今回のお土産はこの2gペットボトルでした。さすがに日本にはこれは持ち込まれていないようで‥‥。

勿論、総合飲料メーカーなので、お茶やジュースなどの普通の飲み物もあります。

現在、キャンペーンを実施中らしいのですが、1等商品が三菱の自動車とか。うーむ‥‥。

小籠包

飲茶などでよく登場する小さな一口サイズの蒸し餃子です。

実は今回の旅では、食べなかったのですが‥‥。というのは、昨年の台湾出張の際に、ご当地の業界の方に連れて行ってもらって、たくさん食べていたのです。

この出張の時は、お客様扱いだったので、食事に行くにも車で、という感じで、そのお店がどこにあるのかもよく分からなかったのですが、今回の旅行で、某喫茶店に行こうとしたときに、近くに見覚えのある店構えが。

帰国して、去年もらった店の名刺を確認してみたら、まさにそのお店でした。こんなところで繋がるとは‥‥。

DVD

台湾は、日本に比べて、食事と交通費が安いです。その他に安いものは、と聞かれたら、このDVDを挙げようかと思います。

日本のアニメも、中文化されていろいろなタイトルが出ているのですが、値段は400元(約1500円)ほどなので、日本で買うのと比べたら相当安いです。しかも、当たり前ですが中国語の字幕が出ます(私の買ったのは)。一方、音声は吹き替えではなく、セリフはオリジナルの日本語のままなのですが、こちらにとっては渡りに船で、字幕をオフにしてしまえば日本のと変わらずに見られます。

ところが、(もうお気づきかもしれませんが)これには罠があって、地域コードがミスマッチを起こすため、日本のDVDプレイヤーでは再生出来なかったりします。ですがそこはそれ、パソコンを使って、地域コードを変更して鑑賞することに成功しました。

孫子の解説書に付いていたDVDと、総督府でもらった総統就任記念コンサートのDVDはちゃんと見られましたけど。

ノートランプ

台湾の通貨を、この旅行記では「元」と書いてきました。一方、お札や小銭を見ると「圓」と表示してあります。圓は円の旧字体です。旅行中、買い物の際に値段を聞いたときに「○圓ですよ」と答えた人もいたので、この呼び方も使われているのかもしれません。

ところが、国際的(銀行での両替など)な場面や、公式な場面では「NT$」という表記がよく見られます。これは「ニュー台湾ドル」の略なのですが、1NT$=1元=1圓なので、困ることはありません。

で、コントラクトブリッジをやったことのある私の場合、この「NT」という表示を見ると、どうしても「ノートランプ(切り札無し)」と読んでしまったりします。

なので、地名の日本語読みを同じように、頭の中だけで通貨を「ノートランプ」と呼んでいたりしました。

漢字文化万歳

これまでに書いてきたことと重なりますが、台湾と日本を結ぶ大きなものに、漢字の存在があると思います。「汽車」は鉄道のSLのことではなく自動車(バイクだったか?)を意味したり、いくつかの違いはありますが、話すことも聞くことも出来ない外国語で意志疎通が出来るのは、この漢字のおかげとしか言いようがないでしょう。

私はドイツに行ったことがありますが、ご当地ではドイツ語と英語を使ってなんとか会話をしてきました。同様に、台湾では英語と漢字(筆談)です。英語が満足に話せるわけでない私にとっては、複数の言語手段があるというのはとても助かります。

個人旅行ですから、言葉を使えるかどうかは旅行そのものを左右する重要な要素です。

タイやベトナム、南鮮(韓国)では、言葉が通じずにかなり苦労しましたので。

それから、年輩の方を中心に日本語を使える人がいたことも大いに助けになりました。

台湾の繁字(正字)は、書くのが大変かもしれませんが、パソコンが普及した今、実はそんなにそれはネックにはならないような気もします。大陸(中国)のようにあまり簡略化しすぎるとかえってわかりにくくなりますし。

漢字を使えるというのは、(いろいろな意味で)とても大事なことだと実感しました。

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