高津本陣 高津本陣 Web Page 〜創作中心個人サークルの総合案内〜

コミックマーケット98 新刊の紹介

今回のコミックマーケットはコロナの影響により中止になってしまいましたが、新刊の作成自体は予定通り進んでおり、入稿、納品も済ませております。

次回のコミケ新刊にそのままシフトさせるという手もありましたが、これを機会にboothの通販による頒布を試してみることにしました。

新刊は一冊完結の創作メイド小説「時を超えた出会い」です。

ページ数は176と前回と同程度でやや少なめ、頒布価格はいつも通り600円となります。

夏コミ新刊メイド

舞台となる、メイドさんのいる小料理店で繰り広げられる、彼女たちや常連客との会話、あちこちにちりばめられた歴史的なエッセンスがみどころです。

表紙カバー中、あらすじ紹介より

矢越和也は横浜市郊外にある住宅地の一角で小料理店を営んでいる。

半ば趣味で経営しているこの店では、元海軍軍人であった祖父から受け継いだ軍艦内の料理を出している。

また、メイドが二人働いており、彼女らとの会話を楽しみにしている常連客も多い。

時にはそうした常連客同士の会話も交わされたりするが、彼らの過去や将来が不思議な縁で繋がっていく。

メイドと歴史が融合する高津本陣の新刊。

本文の一部ご紹介

冒頭のメイドさんとの料理シーンをサンプルとしてお届けします。

小柄な体に小さめの頭、栗色の髪は本来は女性らしいそれなりの長さがあるが、それを頭の上で二カ所、いわゆるシニョンにしてまとめている。その頭部を、白のカチューシャが飾る。

服装は黒のワンピースを基調に、フリルの付いたエプロンを重ねている。そのエプロンの結び目は大きく、背中でその存在を誇示している。いわゆるメイド服であった。襟や袖口には邪魔にならない程度の白い付け襟、付け袖が加えられているが、これはメイド服にアクセントを与えると同時に汚れやすいこの部分だけを取り外して洗濯することが出来るという実用的な意味も備えてのものであった。

胸元はエプロンの上部のフリルによって若干、飾られているだけであり、華美なリボンのようなものは付いていないシンプルな姿である。

そのようなメイド服に身を包み、この女性はキッチンにいる主の指示に従って野菜の皮をむく、均等な大きさに刻むなどといった料理の下ごしらえを行っていた。

「ご主人様、こちらはほとんど終わりました」

「そうか、いつものことだが助かる、エミリー。やはり昔からの手慣れた仕事だからかな」

それを聞いたメイドのエミリーは嬉しそうに微笑んだ。

ご主人様と呼ばれたのは五十歳になる男性で背の高さは平均的、どちらかというとやせ形という平凡な容姿であったが、髪にまだ白いものが全くないのはこの年齢としては少し珍しいかもしれない。

「丘の上の物語」1巻について

全5巻で展開しておりました、学園メイド小説「丘の上の物語」ですが、おかげさまで1巻が完売いたしました。今般、少部数ですが冬コミに合わせて再販を行います。

一方、夏に試行しましたpdf版での無料頒布も廃止せずにそのまま行っていこうと思います。

読んでみて面白そうだと思ったら2巻以降を買っていただけると大変嬉しいです。また、同人誌という形で持ちたいということがあれば当日、スペースにお越し下さい。

pdf版は同人誌版と比べ、「表紙絵、口絵、挿絵が入っていない」「おまけのショートストーリーを収録」「気付いた範囲での追加の校正」が異なっています。

下のQRコードを読み込む、もしくはこちらからダウンロード出来ます。

丘の上の物語1

その他、既刊本も持ち込みまして、みなさまのお越しをお待ちしております。

→既刊・頒布中の本についてはこちら

上に戻る


(c) 高津本陣・徐 直諒 since 1999.12