北海道の中央部を走る深名線には、現役時に1度だけ乗ったことがありますが、この地への思い入れが深まったのは皮肉なことに廃線になってからです。
レンタカーで何度か線路跡を探索したことがあり、幌加内町の南部にある沼牛駅は今も駅舎が残る雰囲気の良い駅跡です。
たまには趣向を変えてみようと、深名線廃止後の代替バスを利用して深川から名寄まで向かったことがあります。
沼牛付近では線路跡から少し離れ、集落のあるところへ立ち寄るのですが、その時に車窓から見えたのがこの廃校です。
その時はもちろん、降りて見るということは出来ませんでしたが、その後、日を改めて車を借りてこの小学校跡を訪問しました。
手入れがされず雑草の生えている校庭、様々な学校らしい「器具」も草まみれになるなど、徐々に廃墟と化していく過程を観察してきました。