人数:2〜8 時間:70分程度
これも割と古いゲームなのですが、最近、リメイク(再販)されたようです。手に入りやすくなりました。
光と闇の勢力が争う世界という舞台設定で、プレイヤーは宝石を求めて戦います。
カードは、ゲームのカギになるその宝石カードの他に、光の勢力・闇の勢力のキャラクターカード、呪文カードなどから成ります。
光・闇両勢力のキャラクターはそれぞれ名前が付けられており、能力もさまざま。これらのキャラを駆使して、宝石を奪い合い、最後に最も多く持っていた陣営(光または闇)の勝ちです。
ゲームを面白くしているのは、それに加えられたいくつかの「縛り」です。
まず、光、闇の勢力は一人のプレイヤーの中では共存することは出来ません。光陣営は光のキャラ、闇の陣営は闇のキャラしかプレイ出来ません。そこに「手持ちのカードを捨てることが出来ない」というルールがあるので、時には自分の意志に反して「鞍替え」しなくてはなりません。
また、光の勢力は同じく光側でいるプレイヤーを攻撃できません。闇は闇同士で抗争しても大丈夫です。
光の方が縛りが多い分、やられても死なずに地下牢送りで済み、自分にマッチした宝石でパワーアップ出来る「聖騎士」の存在が心強いところです。
やはり、このゲームで面白いのは「自分がどちらの陣営に属するか」身の振り方を上手に決めるところですね。
ですが、意に反して鞍替えしなくてはならない時もあり、これが悔しい。しかし、この鞍替えを上手く利用して勝つことも出来ます。
勝敗は陣営で決まるところがミソなのです。
また、自分に関係ない戦闘でも同じ陣営に属していれば「援助」が出来ます。勿論、自分の手札を他人のために使うのですからよく考えないといけませんが……。
戦闘自体はサイコロの振り合いですが、結構、戦略的センス(運もですが)が要求される良作だと思います。