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ダイナマイトナース

人数:2〜6 時間:30分程度

ダイナマイトナースいささか古いゲーム(1990年)であるため、入手困難であることはご了承ください。

カードゲームが流行っていたころの作品で、病院を舞台にしたコミカルな異色作です。

プレイヤーは病院の経営者となり、自分の病院に運び込まれた患者を治療する一方、ライバル病院のそれを阻止します。

治療に失敗した患者は死んでしまうというとてもわかりやすい設定のもとで、一番最初に10人の患者を死なせた(キルマークといいます)病院が出た時点でゲームが終了し、その時に一番キルマークの少ないプレイヤーが勝利です。

切り傷から文字通り「不治の病」、蛇毒までの患者を、医師カードや様々なイベントカードを駆使して治療(とは限りませんが)していきます。当然、他プレイヤーからの邪魔も入ります。


治療=手術であり、切り傷とか虫歯であっても手術が必要なのはご愛敬で。

このゲーム、弱みを見せたものがとことん叩かれる傾向があるのですが、「終了時に一番キルマークが少ない」勝者以外はカスであるという「ルール」をきちんとプレイヤーが認識していれば、トップがビリを叩く一方、2位以下のプレイヤーはそのトップを蹴落とそうとするシビアな展開になることが予想されます。

この「認識」がプレイヤーにあるかどうかで、単なる弱い者いじめになるか、様々な利害の対立する緊張感あふれるゲームになるかが分かれると思います。

このゲーム、テーマは「病院」とありますが、実は「2」もあって、そっちはテーマが「ファンタジー」になっています(黒魔術治療とかいうカードもありますし)。個人的には「2」は派手な分、大味になってしまうので1単独の方が面白いと思っていますが……。

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