人数:2 時間:3時間程度
プレイヤーは東軍担当と西軍担当に分かれ、それぞれ、石田三成もしくは徳川家康の撃破を目指します。ゲームのスタートは、上杉討伐に出た家康が、諸将を引き連れて小山まで到達し、三成挙兵の報を聞いたところです。
東西の武将と指揮下の部隊を操り、決戦に臨むわけですが、ここで設定されている様々なルールが「関ヶ原らしさ」を与えます。
まず、東軍は譜代大名と外様大名に、西軍は主戦派と消極派に分かれ、それぞれ後者は、調略によって寝返る可能性があります。
寝返りその他のイベントは、カードを使うことによってなされるのですが、そのカードを入手するためには、敵の撃破、家康の江戸滞陣(東軍)、西軍の畿内制圧などの条件が必要で、ある意味で史実に近い展開を期待できたりもします。
武将のメンツは、数値的には西軍有利な感じです。
また、武将にはそれぞれ「戦意」が設定されており、手番での行動力が低いと大軍を持っていても行動できなかったりします(吉川とか島津とかがいい例です)。
地理的条件もあって、理論上は「天下分け目の決戦」がどこでも起こりうるのですが、おおむね、史実どおりに大垣近辺で起こりそうな気もします。
何回かやった感じでは、西軍はやはり畿内の統一をどれだけ早く果たすか、東軍は逆にそれをどれだけ引き延ばすかに勝敗がかかっているような気がします。
ゲームの展開は、やはり関ヶ原付近で両軍が激突する感じになりつつも、それがほぼ勝敗を決する場合と、史実とは違って膠着状態に陥ってしまい、東北の上杉+佐竹が江戸城をついたり、北陸の前田が大阪城へ向かったりという結末になることも。
戦闘はダイスの振り合いで、なかなか気合いが入ります。