モンテフリーク湯沢日記(Part1)
J2は3月11日の浦和−水戸戦で開幕し、我が山形は翌12日、アウェイで因縁の大分と対戦した。さっかーおやぢさんのお陰で、スカパーで放送したものを録画していただき、1日遅れでTV観戦することとなったが・・・。
目新しいイエローの新ユニ(アウェイ用)でピッチに立つ選手達。会場は最後まで昇格争いをした昨季の盛り上がりもあり、6千人程度の客が入っていたようだ。
山形の先発は、FWに真下と西山、MFに高橋(健二)、ルーキー松田、吉田、新キャプテン佐藤、DFに丸山、小田島、太田、岩元、GK鈴木(克美)という布陣。(天皇杯で頬を陥没する怪我をした克美が先発したのは意外だった。開幕前の仙台との練習試合でも出場していなかったようだし・・・)
前半は五分五分の展開で、むしろ山形の方がチャンスがあったように思う。特に健二や松田の動きは良かったし、健二は2・3度、いいシュートを放っていた。浮玉に対し、右足を振りぬいてドライブをかけた20m程のミドルシュートといい、PA右外から左足で放った低い弾道の強烈なFKといい、左右どちらでも素晴らしいキックが出来る技術力、そして豊富な運動量は、この日低調な(?)山形の選手の中では非常に際立っていた。(彼のシュートが1回でもゴールネットを揺すっていたらと思う)が、結局、前半は0−0で折り返した。
後半に入り、2分にヴァルディネイのヘッドで失点すると、DF陣の連携も欠き、14分加地、32分再びヴァルディネイと連続失点し、0−3となってしまった。後半40分を過ぎて、ようやくCKから健二のヘッドで1点を返すも時既に遅し、結局1−3でタイムアップとなってしまった。(やれやれ)
山形は中国キャンプでの高地トレーニングにより、フィジカル面では100%の成果だったと聞いていたが、如何せん帰国後は積雪のために屋外でボールを蹴る練習が出来ないという悪循環。練習試合を予定より消化できなかったことに加え、小久保や堀井等、即戦力と思われる選手の怪我等もあったため、レギュラーメンバーが固定できず、十分な調整がはかれないままに開幕戦を迎えてしまったようだ。
この日は前半こそいい場面も作ったが、全般に攻撃面での連携の悪さ、戦術的に何を狙いに攻めるのかといったプランが感じられない場面も多く、特に後半などは、折角マイボールになってもサポートが遅く失速し、攻めにリズムが感じられなかった。DF陣も全般にタイトさが足りず、遠慮しているのか?と思うようなところもあった。
昨季の活躍でマークされていたとは言え、真下が全くと言っていいほど精彩を欠いていたのも気になった。この日彼が放ったシュートは0だったんじゃないだろうか。(昨季18得点は得点ランキング2位。相手にとっては脅威的な選手なはずなのに・・・)
一方、大分は、全般に守備意識が高く、パス展開の速さ、攻守の切替えの速さ等、チームとしての戦術的な共通意識が感じられ、動きにキレを感じる選手も多かった。山形がチームとして機能していないように感じられる場面が多かっただけに、大分のチームとしての一体感、仕上がりの早さに大きな差を感じることとなった。昨季のチームをベースに、主力の穴を埋めて余りある補強をし、本格的に昇格を狙う今季は、要所要所につわものを配しているといった印象だった。
敵ながら、Wユース準優勝戦士でもあるMF加地の、DF2人をかわしての強烈なミドルは素晴らしかった。FW竹村の動きも鋭かったし、MFシジクレイの攻撃の芽をつむ守備と地味だが的確なボール裁きはチームにリズムを作っていた。DF若松は、山形時代以上に体がビルドアップしていて、逞しさを感じた。
逆に、2得点のヴァルディネイは、体がちょっと太くなったような印象もあり、動きに鋭さがなく、一昨年のJFLで得点王になった時の迫力は感じられなかった。(一瞬、こんなんだっけ?と思っちゃたもんね)
今季山形から移籍した庄司が、後半に交代出場したのにも驚いた。昨季は怪我のため後期に出場機会が少なかった彼が、今季大幅に補強し、レギュラー争いの激しいであろう大分にあって、大事な開幕戦でサブに入り、しかも交代出場するなんて・・・。
石崎監督はJ2では名将、知将としてその名をあげているけれど、賛否両論はあるのものの、山形時代に自分が育てた選手を計算出来る”戦力”として迎え、開幕戦で使ってくる点が素晴らしいと思う。庄司は昨季の山形では戦術的に合っていない、というより彼の良さが十分に引き出せないように思っていたが、堅い守備でボールを奪い、速いパス交換でサイドから崩すサッカーを信条とする石崎監督のチームでなら、100m10秒台とも言われるスピードを生かしての突破力を如何なく発揮し、再び活躍してくれるに違いない。
私は、敵チームに移っても、石崎監督始め、若松、シジクレイ、庄司、山崎、おまけに由紀彦や塩川等、山形で一時代を築いてくれた彼等には感謝とともに愛着を感じているし、彼等の新天地での更なる活躍を期待せずにはいられない。(前日のJ1開幕戦「東京−横浜」戦では、東京というチームにJFLやJ2を共に戦った戦友としての愛着もあるが、今やアマラオと並び看板選手の1人となった”由紀彦の東京”を応援したもんね)
ま、とにかく、J2は開幕したばかりだし、山形は調整が遅れているものの長い長いリーグである。次の第2節、山形は休みになるけど、早くチームを建て直し、我々の目前で歓喜のゴール、そして勝利を見せて欲しいものである。天皇杯で底力を見せたチームだけに、今季は昨季以上に期待している!
FORZA MONTEDIO!(仙台も凄い雪だけど、早く雪解けして欲しいね、いろんな意味で)
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