1月1日(土)
新年明けましておめでとうございます。
「y2k」にかこつけた、非論理的な風評にまで振り回された皆様、お疲れ様です。大きな被害は何事も起きなくて幸いでした。
私が思うに、ほんとのy2k被害は電力や銀行、JR、航空会社などの以前から危機が騒がれていて、万全の対策を施していた企業が注目された今日よりも、多くの中小企業の経済活動が再開する1月4日のほうが多数起こると思うんですけどね。
そう、y2kの本質はコンピュータ本体、いわゆるOSやミドルウェアに関わる問題で、「予めプログラムを設計した者がきちんと解析・予見したことに関わる問題」よりも、それに載せている企業独自のアプリケーションに関わる問題、突き詰めればそれを作ったプログラマーの資質に因るところが非常に大きいはずだから。これは100%は解析するの、不可能に近いんじゃないかな。ま、いずれにせよ問題が起きても一般市民の生活にはほとんど影響はないと思いますけどね。
ところが今朝からのマスコミの論調を見ていると、「こういう企業がちょっとでもトラブル起こそうモンならy2kと騒いでやる!」と、虎視眈々と狙っていたような論調が目に付く。「これだけ事前に騒いだんだから、お約束で何かトラブルがないと困っちゃう・・・」みたいな。
だから、現実的にはほとんどトラブルとは言えないような、例えばJR東日本の沼宮内駅で起きたオレンジカード専用自動券売機の一部が機能不良というニュース。「JRが起こした」からって全国版のニュースになってますけど、実際に沼宮内駅でオレンジカード使った人、何人いたんでしょうかねえ。
原子力発電所関連もそう。異常が起こったなんていったって、そりゃ原子炉本体を制御するコンピュータに異常があったなら別だけどさ。
幸い大晦日は全国的に穏やかな天気となったけど、万が一大雪でも降って電車が止まったり停電したりしたら、すわ「y2kの影響か?」なんて論調で言われたんじゃないでしょかねぇ。天気が良くて何よりでした。
y2kに関しては、こういうトラブルの影響度の大小や、その事象が起きる論理的な理由を無視した風評が蔓延していたと思う。ましてや「コンピュータ」なんて、大多数の人にはなんだかわからないブラックボックスの中の話なんだからね。
そうそう、非論理的な予見が蔓延したもうひとつの理由には、各企業が「危機管理対策」と称して、「何が起きるかよくわからんけど、万が一何か起きてもうちは対策を講じていたんだから責任はないよ」なんて感じの過剰なPRをしたこともあるのではないか。
実際、会社でも「y2kの危険日○日と○日と・・・」なんていわれたが、私が「その論理的根拠は何?」と聞いても、「世間でそういう日が危険といわれている」なんて回答だった。なんだそりゃ?
現実に起きること、起こりえることを論理的に解析し、それぞれに対応策を考えておかなければ、実際に問題が起きたときに対応できないと思うんだけど。それって、結局は何も事前準備していなかったと同じことでしょ。
文句をいっても明日は出社してアプリのテストをしなければならない。ま、仕事だから言われりゃやりますけどね、それ、どういう理由で何を確認するか、明確にされてないんですけどね。とりあえず・・・やったという事実が欲しいんですね?
今日の教訓:わたしゃ備蓄しろと報道する政府やマスコミよりも、コンビニを信じるね