11月18日(木)


本日は会社のクリスマス・パーティー。実は毎年使ってるホテルが11月で廃業するため、今年は例年より1ヶ月もはやい開催となった。11月に「クリスマス」なんていわれても、早くも「1月号」なんて書かれている月刊誌みたいでピンとこないけどね。

さて、パーティーといえば付き物はお酒。本日は「ボージョレ・ヌーボー」の解禁日だそうで、やれ日本で一番早く午前0時から飲み始めるホテルだの、開店と同時に「ボージョレ飲み放題」に心待ちにしていた約50人の客が集まりましただのってニュースが花盛り。もっとも後者の「心待ち」はボージョレの方なのか飲み放題の方なのかは定かではないが。

このボージョレ・ヌーボー、考えてみればバブル時代の象徴だろう。解禁日が世界でも最も早い方に属する日本では、本場フランスよりも8時間も早く飲めるんだという優越感。

「爽やかな味わい」なんちゅう感想は、ボージョレ・ヌーボーが新種でまだ酒くさくなく、いわばジュースに近い状態なんだから当たり前だといえば当たり前。そもそもボージョレ・ヌーボーなんてのは今年できた新酒をネタにお祭り騒ぎするための酒なんだから、「今年のお味は」なんて聞く事自体野暮ってもんでしょう。

ま、750ml入りのブドウジュース、もう少し上品にいえばテーブルワインに2000円も払わされて「一番!」なんて喜んでいるのは日本人らしいけどね。値段の半分は航空運賃じゃなかろか、もしかして。むしろそろそろ出来上がる1年物のワインをじっくり飲む方がおいしいのでは?

ところでワインではこんなに大騒ぎなのに、意外と静かなのが純国産、伝統の日本酒の蔵開き。日本酒の新酒といえば、秋に収穫した米を

洗米→米蒸し→麹→酵母と宮水を入れ酒母(もと)を作る→もとに米、麹、水を加えて醗酵させる→醗酵を調整するため、かい入れを行い撹拌する→絞って原酒の出来上がり→ひと夏熟成させる

という工程を経て作るから、いわゆるヌーボーは2月中旬あたりの原酒の出来上がり・・・蔵開きで味わえることになる。

ところが東北地方では2月といえば厳冬期。しかも酒蔵ってのは何故かあたりに何もないとこに多かったりするんで、新酒を飲むのも容易ではない。うちにも某醸造元から毎年蔵開きの案内が来るが、ここに行くには当然車で行くしかない。しかし、ご存知のとおり、車で行っては酒が飲めない・・・したがって、ボージョレ・ヌーボーを飲むより苦労が多いのである。酒が飲めずに、雪道の運転が大好きな人間が身近にいれば話は別だが。

さて、話をボージョレ・ヌーボーに戻そう。このボージョレ・ヌーボー、もともとは地元のリヨンのこってりとした田舎料理にサッパリしたヌーボーが合うということで好まれていたらしい。それを戦争中にこの地方に疎開していたジャーナリストが「美味い」とパリに持ち帰って広めたらしい・・・が、美味いと広めたのがジャーナリストってのがかなり胡散臭い

だって、戦争中の日本のジャーナリストがごく身近にいるんですけどね、彼らは酒が手に入らず、大学の研究室からエチルアルコールをくすねてまで飲んでたんですよ。そんな彼らにとっては、どんな「酒」だって、それが正規の「酒」であれば美味く感じたに違いないと思うんですけどね。

それに最近のフランス料理といえば、当時のリヨンの田舎料理よりかなりあっさり目の味付けだと思う。こってり系のチーズや煮込み系の料理とならまだしも、某女優お勧めの秋刀魚の塩焼きなんてサッパリ目のものにはどうでしょう?私の好みからいえば秋刀魚の塩焼きには絶対日本酒である。もともとワインはソースを使わない魚料理・・・刺身とか単純に焼いたもの・・・とは合わないと思ってるけどね、わたしゃ。

さて、ヌーボーの解禁日は昔は毎年11月15日だったらしいが、当日が日曜日になると飲めないという苦情がフランス政府に殺到して、現在の11月の第3木曜日になったらしい。

しかし、「木曜日でも解禁日に飲めなかった!」という人には朗報が。何を勘違いしたのか、プ○ンスホテルだけはボージョレの解禁日が11月19日らしいので、明日行っても「解禁日に飲んだ」と自慢できますぜ。


今日の教訓:そういうわけで今日もへべれけ


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