9月30日(木)


無差別だから怖い。

「まじめで問題を起こすこともない目立たない生徒だった」

繁華街を歩いていれば、突然包丁とハンマーを持った兄ちゃんが襲いかかってくる。彼とは何の面識もない、2人の女性が死亡、男性1人が重傷。「自分は努力しても報われないのに、池袋や新宿で日中から仕事もせずに遊んでいる人たちが許せなかった」・・・23歳の男が言う言葉か?これ。

通り魔殺人・同未遂事件は今年になり既に4件、1989年以降では、これまでに計51件起きているそうである。決まって犯人は「普段おとなしくてまじめな人」

恨みを買うようなことしたんなら心構えってもんもあるけど、通り魔の場合はなんも関係ないだけに困る。でもさ、もしかしてその予備軍、いっぱいいるんじゃない、身の回りに。おとなしくてまじめな人。あなたの反対側から歩いてきたその人、大丈夫?

・・・ここで終わるはずだったが・・・

無差別どころか・・・

どんな会社も分厚い「安全マニュアル」なんちゅ〜もんがあるわけね。「こうすれば絶対安全に作業できます!」って奴。でも守らない。理由は生産性が下がるから。原価を低減したければ・・・早く仕事を終えて家に帰りたければ、マニュアル守ってちゃ仕事にならんてなわけだ。けんどさ、いくらなんでも規定の7倍もって・・・あんた達、馬鹿?

これぞ史上最高の無差別殺人未遂じゃないの。でも日本の場合、「個人」がやれば「犯罪」だけど、「会社」が起こした殺人未遂は死刑や無期懲役にはならないんだよねぇ。なかなか。ま、こんな会社の責任者じゃ、起訴されても精神鑑定で「異常」ってなるに決まってるが。

天然にある物質で、中性子があたると容易に核分裂する物質は、ウラン235で、これが分裂してできた原子核の運動エネルギーを原子炉の中で熱に変え、その熱を利用して発電するのが原子力発電の仕組み。
核分裂では新しい中性子が2〜3個放出され、この中性子が再度ウラン235の原子核に当たり核分裂を繰り返す。この際、制御棒を調整して、発生した中性子2〜3個のうちの1個をウラン235に衝突させ、残りを制御棒に吸収して制御すれば、中性子の数が一定に保たれ核分裂反応を一定の状態にできる。これが臨界。しかし、制御が利かなくなると、核分裂数はどんどん増加し、出力は臨界を越えて上昇。これが臨界超過。

つまり臨界にあるってことは、現在も核反応が連続して起こってるってことだし、当然制御棒なんてないわけだから、核分裂は増加し、臨界超過に向かうわけだ。つまり放射能はまだ増加してるってことだわな。

ところでこの原子炉の燃料であるウランを製錬・転換・濃縮する工程は次のとおり

1.天然ウラン鉱石から不純物を取り除き、イエローケーキと呼ばれる粉末状にする
2.取扱いが比較的容易な気体状の六フッ化ウランに転換して濃縮
3.粉末状の二酸化ウランに再転換
4.高温で焼固めた「ペレット」と呼ばれる粒状に成形・加工
5.被覆管に詰め、さらに束ねて燃料集合体とし、炉心に装荷

今回事故を起こしたとこはこの3の工程を担当する会社だったわけ。で、その工程で硝酸溶液にウランを溶かして不純物を沈殿させる際、臨界事故を防ぐために2.4キロに制限していたウランの流入量を遥かに超える16キロも入れてしまった・・・事故は起きて当然か。

日本では原子力発電所は臨界を越えた場合、自動的に核分裂が縮小する方向に向かう仕組みになっており、安全だといわれてきたが、今回の事故は原発本体ではなくその燃料の精製過程で起きただけに、今後かなり波紋を呼びそう。

ちなみに大量の被爆をすると、嘔吐、歯肉からの出血、下痢および皮下出血の症状が出て、死に至る。また、少量の被爆でも将来的な悪性腫瘍の原因になることが考えられ、さらにそのような将来的不安に対する、精神的ダメージも侮れない。

いまだに「家から出ないでください」程度の避難勧告のようだが、ほんとにそれでいいのか?臨界を脱する「可能性が高い」って話だが、万が一臨界を抑えられなかったら・・・どうする?

こんなときこそ、「普段おとなしくてまじめな人」にもきっちり決断してもらいたいが・・・


今日の教訓:事故はたいがい人的ミスにより起きる


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