8月16日(月)
遊ぶにしたって基礎知識は必要だ。
少なくても、川の中洲にテントを貼るなんてのは、常識的には考えられない。日頃10cmしか水深がないような川だって、ちょっと大雨が降れば1〜2時間であっという間に2〜3mの水位になることは十分考えられる。しかも増水に気付いてからでは逃げられないぐらいのスピードで。
かくいう私自身、子供の頃毎日のように広瀬側で遊んでいたが、ある日川を渡って対岸に遊びに行き、ほんの1時間後同じように広瀬川を渡って帰ろうとしたところ、ダムが放流して増水していたため、危うく流されそうになったことがある。そのとき、水の勢いに逆らうのがどれだけたいへんなことかを身を持って体験させられた。
世の中アウトドア・ブームだそうである。夏ともなれば山だ、海だと出かける機会も多い。でも、アウトドアはある意味で「生きる」ための手段を経験する場でもあると思う。
天気のいいときは気持ちのいい川の水に足を入れ、きれいな星空を見上げる。これは確かにアウトドアの楽しみである。しかし、天気が悪いときにいかに危険を回避し生き延びるか。これもアウトドアのもう1つの大きな目的だと思う。
自然を相手に遊ぶときには、遊ぶほうも真剣に遊ばなければならない。いい加減な気持ちで自然に対峙すれば、かならずそのしっぺ返しを食う。もし「川」を少しでも知っている人間がいれば、こんな悲惨な結果にはならなかったと思う。都会に住み、自然を知らない人間が、自然の中に都会の常識を持ちこんだ結果・・・それは2人が遺体で発見され、11人が行方不明という現実。
2人の子供が生き延びたことがせめてもの救いか。
今日の教訓:普段の川でも渡る場所、行ってはダメな場所ってのがあるのに。