3月12日(金)
プロフェッショナルとは何か。プロフェッショナルとは原語的には「職業」のことである。「職業」とは、「生活を支えていく上で毎日しなければならない仕事」と辞書には載っている。つまり、生活を満たすだけの収入を得られなければ、プロとは言えない。逆にいえば、プロはその収入で生活しなければならない。
一般にプロ野球選手やJリーガーのようなスポーツ選手の場合は、プロかアマチュアかが明確にわかりやすい職業であるが、音楽家や画家と言った芸術家になると、本人がプロといえばプロ・・・だから、あとはその収入で食べていけるかどうかにより客観的に評価されることになる。
さて、一方で日本の職業人に占める割合が最も多いであろう「サラリーマン」のプロはどれぐらいいるのだろう。単に「生活を支えていく上で毎日しなければならない仕事」としてプロを捕らえれば、まあ、合格なんだろうけど。
プロフェッショナルには武器が必要だ。プロ野球選手やJリーガーは試合で観客を魅了すること。芸術家はその作品で大衆を魅了すること。さて、サラリーマンの武器は何か。サラリーマンの武器は発想力と実行力ではないかと思う。
その発想力と実行力、ひとむかし前の「会社人間」のように、企業のために自分が何をすべきか考え、行うというものだったんだろうが、現代のサラリーマにとってそれは「自分のために何をすればいいか」を会社のなかで見つけ、そして自分のポジションを自分で作り出す事を言うのではないか。
与えられたポジションに甘んじ、「俺は●●っていう企業の一××だ」なんて、企業の名前と肩書きに寄りかかっていたいた人達は、いざ不況になると、リストラの対象となりオロオロするばかり。
挙句に「一流の学校でて、一流の企業に入社したのに、こんなになるなんて運が悪い。俺は何も悪いことしてないのに。」なんて思っているかもしれないが、そりゃあ、大間違い。常に看板に寄りかかって自己研鑚をしなかったツケだと思う。厳しいようだが自分の何が悪かったのかを認めない限り、次の一歩は踏み出せないと思う。これからのサラリーマンの価値は「これまで何をやったか」ではなく、「これから何ができるか」だと思うのだ。
それは企業の組織体制についても同じ。現代の企業には時代に即応できるスピードが求められてきており、情報も組織もそれに即応できるよう、フラット化が進められている。しかし、このフラット化について行けない人間が管理職に実に多い。
相変わらず自己の部門の利益を守る事に終始し、情報を隠匿する。そこにあるのは「自分の業績をあげる」ということだけ。結果してこういう「アマチュア」の管理職が、多くの企業を破滅に導いたと思う。
もし、そういう真のプロフェッショナルが企業にいたならば、拓銀や山一證券は倒産したりしなかったろう。プロフェッショナルとして組織の都合に捕らわれず、言うべきことを言っていれば。しかし、彼らはアマチュアだった。組織に埋没し、企業を辞めることを恐れ、結果的に職業を失った。
これまでは売れるものを誰かが作ってくれた。だから、なんとなく似たようなものを作ってもなんとなく売れ、企業は成立した。しかし、世の中のスピードがあがり、今は売れるものを考えなければ企業が成立しなくなってしまった。そうなると、企業にはいかに消費者のニーズを先取りするかという発想力と、それを即刻実現する組織が必要とされ、逆に対応できない企業は淘汰されてしまうことになる。
この発想力って奴は、長年企業にいれば生まれるものではなく、まして毎日企業の机にしがみついていれば生まれるものでは決してない。つまり企業に対する貢献は、企業に何時間拘束されていたかではなくなってしまったのだ。
ところが、これまで「終身雇用」「年功序列」の仕組みに慣れ親しみすぎ、発想の転換が出来ない管理職には、こういう変化に対応できない。結果して旧態依然とした制度にしがみつく管理職や、職務を放棄してしまう管理職が出現してしまう。
現在の不況を乗り越えるためには、従来の型に捕らわれない、柔軟な発想が必要だ。しかし、この柔軟な発想力は、40代以前に基礎となる専門知識を学び、自己研鑚に励んでいなければ培われるものではないと思う。果たして自分自身、これまで、充分自己研鑚をしてきたといえるだろうか。
今日の教訓:あなたは、会社、辞めても食べていく自信、ありますか?
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