2月10日(水)
さて、今日は呑み会なので手短に。
昨日の「ばっけ」を見てなんだろうと思った人もいたかもしれない。「ばっけ」とは「ふきのとう」のことである。「ふきのとう」といっても、70年代のフォークグループ、「帰り道」の「ふきのとう」ではないので念のため。
「ばっけ」っていう呼び名は秋田出身の会社の先輩が教えてくれた方言であるが、宮城県の北部や津軽弁、盛岡弁でも「ばっけ」と言うらしいので、東北北部共通の呼び名のようだ。ちなみに仙台生まれの私は子供の頃から「ふきのとう」で、「ばっけ」と言った記憶はない。北海道では「ばっかい」とも呼ぶようだね。
春の訪れを知らせる「ばっけ」・・・なんでそういうイメージかと言えば、雪を押しのけて花が咲くからだろう。でも、昔私が住んでいた家ではトイレの前にふきのとうが生えてきていたから、なんだか臭そうであんまり「食べる」気はしなかったっけ。
さて、「ばっけ」を使った代表的な料理は
◆天ぷら
◆ばっけ味噌
1.ふきのとうを洗って水につけてアクを抜く
2.熱湯に塩を入れ、柔らかくなるまで茹でて、粗いみじんぎりにする
3.すり潰したクルミを混ぜる
4.油を引いたフライパンで砂糖と味噌を加えて炒める
5.花かつおを混ぜて出来あがり
◆白みそ和え
1.米のとぎ汁の中に塩を入れて約15分ふきのとうを煮る
2.ざるに揚げ、何回も水を換えて一晩あく抜きをする
3.ふきんでしっかり水気をとって植物油でさっと炒める
4.鍋にザラメ糖、みりんを入れて弱火で溶かし、白みそを入れて混ぜ合わせる
5.炒めたふきのとうにかけてたべる
などである。私は「天ぷら」と、もちろん酒呑みだけに「ばっけ味噌」が特に好き。あの苦味は日本酒にピッタリでたまらん。考えてみりゃ、昨日のブリといい、今日のばっけといい、日本酒にはぴったりの肴である。季節感があるというのは、お酒も美味しくなるしね。
さて、春の彼岸の苦味が「ばっけ」なら、秋の彼岸の苦味は「あけび」でしょう。仙台ではばっくり割れた甘い中身を食べるが、山形では中身は捨てて苦い皮を食べる。この苦味がまたいい。
◆あけびの皮の炒め物
1.あけびの中の種をきれいに取り水にさらす
2.しめじや舞茸などのきのこをと挽肉を油で炒める
3.さらに味噌で味をつける
4.あけびの皮に詰めて、弱火で片面15分ぐらいずつ炒める
今はこういう伝統的な料理は、仙台などの都市部にくると料理屋さんでしかお目にかかれないのが残念である。家々に伝わった漬物や味噌汁の味なんかも、徐々に既製品の味覚に変わってしまっている。便利さと引き換えに失ったおばあちゃんの味、おふくろの味・・・これは果たして幸せなんでありましょうか。確かに調理に手間はかかるんだけど。
ちなみに、ふきのとうの花言葉は愛嬌だそうであるが、今では「ばっけ」は酒の肴としては高級な方になってしまい、以前よりツンとすましたているような気がする。
さて、今日の呑み会の肴には何が出るかな?
今日の教訓:さて、苦みばしったいい男になるには、まだまだ修行が足りない・・・
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