12月25日(金)
昭和16年に労働者年金保険法(現行の厚生年金保険法)が制定され、さらにその20年後の昭和36年に国民年金制度が発足、国民全員が年金制度に加入することとなった。しかし、それからたった37年、はやくも年金制度は崩壊寸前になっている。
年金制度の開始当時、既に高齢に達しているために自己の年金分の保険料を拠出できない人や、母子・障害者であって低所得である者に対しては、全額国庫負担による福祉年金が支給された。国庫負担ということは、要は税金を投入したということだから、結果的には国民が負担したということだ。
一方で、保険料が掛捨てとならないために、中途死亡一時金の支給や、支給開始年齢前であっても60歳以降であれば希望により年金を受けられる制度を創設。 さらに昭和48年の改正では、物価の変動に応じて給付額を引き上げるという物価スライド制を導入、給付水準が被保険者の平均賃金の60%程度とされることとなった。
結果的にこの時点で、受給者は人生最大のカケをすることになる。 つまり、65歳まで生きて毎月満額の保険料を貰うか、60歳から低額の保険料を貰うかの選択を強いられるのだ。もし65歳を選択して、65歳前に亡くなってしまうと、1円にもならない。しかし、60歳から貰い始めて、平均寿命程度まで受給すると、受給額は65歳から貰い始めた人より大幅に少なくなってしまう。
さらにこのカケに一味ひねりを入れなければならないのが、夫婦とも存命かどうか。一方が亡くなってしまうと、年金は半額になってしまう。考えたらわかりそうなもんだが、例えば2人で月20万円かかっていたのが、1人になったからといって10万円で済むはずはない。
一方で、徴収方法も不公平だと思う。厚生年金保険料は、等級が2段階以上あがるときは9月からあがるくせに、下がるときは11月から。また、年間の賃金でなく、5月〜7月の支給賃金で算定するのも納得がいかん。業種による格差が出過ぎると思うんだけど。
しかも、こうして徴収した保険料を、本来の運用にまわさず、例えばグリーンピアだの厚生年金スポーツセンターだのっていう、決して保険加入者のためとは名目ばかりの、単に役人の天下り先として存在すような赤字ばかり産み出す箱物に投資。どうせ「他人の金」なんだからっていう、いい加減な姿勢がありあり。
宮城県なんて「グリーンピア岩沼」ですよ。あんな街中の観光も何もない所に施設作ったって、誰が行くって言うんだ?あんなもんは即刻廃止してもらったほうが、累積赤字がこれ以上膨れないだけマシである。
社会主義国家じゃないんだから、国が何でも面倒見ようなんて事、止めたほうがいいと思う。こんなことをしても、結果的に生むのは不公平と借金だけである。人には出来る事と出来ない事がある。国が資産運用なんてのは、出来ない事のNO.1にあげたほうがよさそうだ。
37年前に創設したとき、28歳だった人は今年から満額支給になる。制度を作ったときに成人だった人間だけがその制度の恩恵を受ける・・・自分達は勝手な事して貰うものだけは貰い、またまた借金は先送り・・・これでは厚生年金保険ではなく、後世年金保険だ。
ちなみに現在37歳の私達の年代以降から、65歳支給開始になるそうである。だが、その時代に、定年が65歳に上がっている保障はまったくないから、65歳まで食いつなぐ手だてを考えなければならない。厚生年金保険自体が破綻しているかも知れないが。
最も、これだけの飽食の時代に生きている現在の30代以下の世代の平均寿命が、その頃には70歳ぐらいまで下がっているかも知れないから、もしかするとすべては解決しているかもね。
今日の教訓:せめて自分の掛けた分は回収したいものだ。
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