11月4日(水)
ワタシハ、ゼッタイ、ユルサナイ・・・
横浜フリューゲルスは元々は地元のクラブチームが母体だったが、全日空がスポンサーとなり、全日空横浜サッカークラブの名称で日本リーグ2部へ昇格、その1年後には1部に昇格。そういや、その前は全日空ピーナッツ・トライスター横浜って名前だっけ。
ところがスポンサーの全日空はチーム名から「横浜」を取っ払い、「全日空」で当時の日本リーグに所属する事にしたため、怒った所属選手(クラブチームだから、当然全日空という会社の社員選手はほとんどいなかったはず)が試合をボイコット、全日空はペナルティで2部降格となった経緯があるはず。
挙句、Jリーグ開幕時には、ブームに便乗して一儲けをたくらんだバブリー佐藤工業と組んでしまった。元々企業主体でやってきたチームなら身売りしようが、合併しようが文句は言わない。会社の福利厚生部門が母体ならね。
でも、フリューゲルスは元々クラブチームだったのを、手っ取り早く広告媒体に使いたかった全日空が買い取ったんじゃないか。それを景気が悪くなったから合併させるだ?企業としての倫理観のカケラも感じない会社だ。
何も会社が倒産してまで面倒を見ろとは言っていない。しかし、元々あった横浜サッカークラブこそ、Jリーグの目指す理想のチーム形態ではなかったのか。それを「企業」が踏みにじってしまった。そういう意味では、スポンサーの全日空の経営姿勢は、Jリーグ開幕時点から墜落寸前だったんじゃないの?
今回でも、フリューゲルスの主力選手を移籍させて、運営資金を大巾に削減し、2部に降格してもチームを存続させるなどの方法は検討したのだろうか。どうも聞こえてくる動きを見ると、
→佐藤工業が業績不振で撤退
→じゃ、全日空だけで今の運営資金出すのは無理
→どこか他のスポンサーと言っても、この不況下じゃ無理
→同じ横浜のマリノスの経営母体、日産も本社を売却するなど経営難が表面化してるし、ちょっと声でもかけてみるか
→渡りに船の合併
って流れにしか感じない。つまり、その動きの中に、サッカーというスポーツが与える地域への影響ってものをまったく考えていない。一度サッカーチームを持ったからには、社会に対する責任がある。倒産してまでとは言わないが、スポンサーを撤退するしても倫理があるだろう。ライバルチームに身売りして、後は仲良くやってねなんて、サポーターを馬鹿にしている。
横浜の市長も、「ダービーマッチはなくなるが、市民が一体になって応援できるというメリットはありますね。」なんてコメント。1つになんかなるはずがない。ある掲示版にも書いたけど、伊達藩の藩士が、明日から会津藩と統合ですから仲良くやりましょうっていったら、仲良くできるのか?みんなそんな事するぐらいならって自害するんじゃないか。
全日空の幹部は、自分のとこの飛行機でイタリアに行き、インテルのサポーターに「明日からミランと合併する事になったら、応援してください。」って言ってみればいい。命の保障はしないけどね。サポータに流れている血の色は、ユニフォームの色と同じぐらい、チームによって違うのだ。
ましてや、ブラジル型のフリエとその天敵アルゼンチン型(最近はスペイン型か)のマリノスですよ。サポーターがどうして一緒に応援できるの。そんなこともわからない程度のマーケッティング能力だから、会社が傾いてしまうのかも知れないけどね。
まあ、今回の騒動も、たぶん両社にとっては想定外だったんじゃないか?トップ同士も
「同じ地区の合併なら、まあ、そんなに問題ないでしょうな。」
「ええ、まあ、どっちも人気チームだから、今の倍の観客が入って、少しは赤字も減るでしょう」
「はっはっは」
なんてね。ところが、予想外の反発に、マスコミまで大々的に連夜取り上げるもんだから、今ごろ日産なんか、
「まずいよ、これじゃ本業のイメージにまで影響がでちゃうよ。」
「やっぱり合併、止めればよかったなぁ。でも今更、全日空にやめるっていえないし・・・」
なんて悩んでいるのかも。合併なんかしたら、一生日産車買わないって人、いっぱいいるぞ、きっと。
こんな不況が続くと、ますます撤退する企業が出てきそうだ。同じ建設のフジタあたりも業績不振だから、ベルマーレも危ないか?まあ、中田の移籍金があるから、当面はいいかも知れないが。
こうなったら、政府に働きかけて、Jリーグの各チームも損失補填とか公的資金導入とかをやってもらったらどうだろう。腐った銀行に水をかけるような投資より、よっぽど活性化のためには効果的だと思うのだが。
今日の教訓:全日空には一生乗らない。日産車も一生買わない。あなた達が一般市民を裏切るのならば。
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