6月24日(水)

6月10日に開幕したワールドカップも、ほぼ半分の日程を消化して、予選リーグもいよいよ大詰め。続々と決勝トーナメント進出チームが決定しているが、今のところ前評判通りのチームが勝ち抜いている。

A組は優勝候補ブラジルがノルウェーに敗れはしたが、貫禄の1位突破、2位は苦しみながらブラジルに逆転勝のノルウェー

B組はこれまた優勝候補のイタリアが、いつもの予選よりは楽に突破?し、2位は今大会屈指の2トップを持つチリが3分と最低勝ち点での突破。

C組は開催国フランスデンマーク。フランスは開催国の意地を見せ3戦全勝で突破。デンマークは予選を見ると体力的に相当問題がありそうで、何とか予選突破したというところか。

唯一の番狂わせがD組。アトランタオリンピック優勝の、伏兵ナイジェリアは早々に勝ち抜けたものの、優勝候補無敵艦隊スペインが最後は大勝したものの、勝ち点1差でパラグアイが決勝トーナメント進出となってしまった。

F組はドイツユーゴスラビアで決定だろう。残念ながらイランがドイツに勝てるとは思えない。ただ、ドイツとユーゴスラビアの1、2位争いは注目。現在得失点で2点リードのドイツだが、2位になると決勝トーナメント1回戦の相手はオランダの可能性が高いので、両チームとも1位を狙ってくるだろう。

G組はルーマニアが決定。2位は最終戦のコロンビアVSイングランドの結果次第。思わぬところでルーマニアに敗戦を喫したイングランドだが、攻守のスピードを考えると、得失点差では引き分けでもいいイングランドの有利は動かないところか。

H組は非常に残念ではあるが、大方の予想通りアルゼンチンクロアチアがともに2戦目で突破決定で、最終戦の直接対決が注目されるところ。

そんな中で混戦になっているのが明日決定するE組か。予想通り、韓国を除くオランダベルギーメキシコの星の潰し合いとなり、勝ち点ではオランダ、メキシコが4で一歩リードしているものの、最終戦はこの2チームの対戦、ベルギーが勝ち点2ながら最終戦で勝つ確率が高い事からすると、オランダ有利とは思うが、このオランダVSメキシコ戦は激しい戦いが予想されるので、期待している。

となると、決勝トーナメント1回戦の好カードは、ブラジルVSチリの南米対決、オランダ、ベルギー、メキシコVSドイツ、ユーゴスラビア、そして何と言ってもイングランドVSアルゼンチンの可能性がある事。フォークランド戦争の再現か?フーリガンの暴走が懸念されるが。

ところで、ネット上ではずいぶん城や中田が批判されているようだ。城が笑っていたのが許せないとかガムを噛んでいたとか、中田のミスパスの後、サボってボールを追わなかったから負けたとか。しかし、格好や態度がどうあれ、プロなんだから勝てばいいわけで、負ければ批判されるのも仕方ないが、負けたのはチームとしての能力が低かったからであって、それを精神論で語ってしまっては、日本のサッカーのさらなる飛躍はないと思う。

岡田監督が「城がFWの柱」って言ってしまったので、中心選手となってしまった2人に批判が集中するのだと思う。しかし、ワールドカップでの日本の2試合は、日本が出ていたから集中して見ていたが、客観的に見ると凡戦。特に相手チームが調整不足で、それに合わせるように日本もミスを連発。日本は2試合で枠に飛んだシュートが何本あったのか。これでは日本はまだワールドカップで勝つほどの力はなかったとしか言えない。

優勝候補と言われているチームの攻撃はすさまじい。縦への強引な突破やペナルティーエリアの外からでも平気でゴールを脅かすシュート力。残念ながら今の日本にはこれだけの攻撃力はない。そして何より負けない。ドイツVSユーゴスラビア、イタリアVSチリ、ベルギーVSメキシコがいい例だと思う。(個人的にはこの3戦とスペインVSナイジェリアが、今のところ予選のベストゲームと思っている。)日本で今、「凄い」と思われているプレーが、当たり前のように出来るようにならなければ、ワールドカップでの勝利は難しい。

日本代表はドーハでワールドカップ予選の戦い方を学び、ジョホーバルでワールドカップの入り口までようやくたどり着いた。世界に翔たくのは次の大会まで待とう。そして、4年後には世界に通用するストライカーに出現してもらいたいものだ。

さて、見るほうからすると、1日4試合あるここ4日間がいちばんキツイ。連日ほとんど徹夜で、昼はもうろうとしている半死人状態。しかし、準々決勝からは後がない死闘が連日繰り広げられるので、その眠気も吹っ飛ぶような好試合が期待できる。

選手は国の威信と、自分を高く評価してもらうためのプロとしての意地をかけて戦う。世界でプレーしたいという城、中田。君が代を歌っていた2人の姿を信じて、日本代表のフランス最後の1戦にも期待したい。

今日の教訓:負けて悔しくない選手はいない。そんな選手は少なくとも代表にはなれない。