5月29日(金)

パキスタンが核実験をした。インドへの対抗措置だそうである。

この2カ国は、もともと同じ国だったが、日本人にはなかなか理解できない、いわゆる宗教対立による戦争が頻繁に起きている。ここで、2国間の歴史を調べてみた。

確かに、このような歴史的経緯を見ると、パキスタンの国情も理解できるが、だからといって、核実験による報復をしても仕方ないということには繋がらない。

イスラム教では報復は当たり前なようだ。だが・・・現代社会でこの「やられたらやり返せ」は、1国の首相の決断としては、あまりにも幼稚で情けない。まるで小学生の喧嘩である。

「核」を兵器として使えば、大量殺戮を招く。さらに、双方が「核」を使えば、双方の国民だけでなく、近隣の国、あるいは世界の人々や環境・・・地球までを破壊する兵器だ。そんなものを使う国民は、現代人ではなく、野蛮人だと思う。インドおよびパキスタン両国の国民は、世界から非難される、恥ずべき立場にあることを理解してもらいたい。

一方、今回の各実験を止められなかった、唯一の被爆国である日本政府にも失望した。日本の憲法のなかで謳われている、恒久平和は、少なくても自国のみが平和であればいいという理念ではないと思う。

それが、今回のインドの実験と、パキスタンの報復による、「核不拡散」という願いを根底から覆すような行為に、インドに対する新規円借款の停止という、実効があるんだかないんだか分からないような経済制裁と、「遺憾の意」しか表明できないとは・・・

これまでの様々なトラブルの時もそうだったが、日本政府のアメリカの顔色を伺いながらの腰の引けた態度には、うんざりだ。果して自立国家としての誇りと責任は感じているのだろうか。こんな態度を採る限り、日本はアジアの各国から信頼されることはないだろう。

日本という国が、真に平和を目指す国である事をアジアの各国、そして世界の国々に理解してもらうためにも、こういう時こそ「言うべき事は言い、やるべき事はやる」という姿勢を見せるべきではないだろうか。

今日の教訓:髪型を気にする時間があったら、仕事しろ。