5月8日(金)

今回の日本代表に柱谷が落ちた理由として、「現在の代表のチームリーダーは井原」という言葉があった。柱谷は熱血的リーダー、井原は冷静なリーダーって感じがあるけど、どちらもリーダーとして納得がいくところはある。

スポーツの世界のリーダーは、会社と違って年功序列ではない。歳をとってもまわりから信頼されていない限りなり得ない立場だし、自分から「俺がリーダーだ!」といってなるもんでもない。

昔、サッカーのコーチから、「サッカーは11人でやるもの。1人の傑出した選手がいても勝てないが、1人が失敗すれば負ける事もある。試合は失敗した人間を周りの人間がどれだけフォローできるかで決まる。」と言われた。この台詞は今でも納得がいく。

一般社会でもそれは同じだと思う。人間には失敗は付き物なのだから、誰かが失敗した時、その人間を如何に支え、如何にフォローしていくかが、社会的にリーダーとして信頼されるいく人間だと思う。

一方で、自分の上司に絶対服従したまま、部下の意見にまったく耳を傾けない人も多い。ここでいう「耳を傾けない」とは、「ただ聞けばいい」という事ではなく、下の意見を尊重する部分は尊重し、誤りは正しい方向に導いていく姿勢の事である。

ところが、最近のニュースなどを見ても、残念ながら一般的にはリーダー的立場にある人が、その責務を果たしていないように思えてならない。これでは何ためにその立場にいるのかわからないと思う。上にすべて服従していたために失敗して消えていったり批判されたりする会社が世の中にどれだけ多い事か。山●證●しかり、北●道●殖●行しかり、日●興●銀●しかり。

批判する人間は、それだけその物事を真剣に考えている裏返しであるとも考えられる。そういう人間を活用していく度量が、これからのリーダーに求められるものではないのだろうか。努力なくして、リーダー足り得ないのだと思うが。

日本代表はフランスで、井原をリーダーとして結束し、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカを撃破して欲しい。日本には傑出した選手はいないが、チーム全体のまとまりでは、決して3つの国に劣るとは思えないのだから。

今日の教訓:チームの雰囲気はリーダーによって決まる。