(広報資料)

プレスリリース07/009-J
2007年3月7日

日本語訳(非公式)ができましたのでお知らせします

国連総会決議11月14日は「世界糖尿病デー」

国連は、現在「世界糖尿病デー(World Diabetes Day)」とされている11月14日を国連デーに指定し、2007年から毎年、これを記念することを決めました。以下は、同国際デーの決定にあたって採択された国連総会の決議です。

第61会期
検討項目113

A/RES/61/225
配布:一般
2007年1月18日

総会により採択された決議

[主要委員会への付託なし(A/61/L.39/Rev.1 and Add. 1)]

61/225.世界糖尿病デー

国連総会は、
 2005年世界サミット最終文書および国連ミレニアム宣言、ならびに、経済、社会および関連分野における主な国連会議とサミットの最終文書、特にそれらに盛り込まれた保健関連の開発目標、ならびに、2003年10月27日の総会決議58/3、2005年11月30日の総会決議60/35および2006年6月30日の総会決議60/265を想起し、
 公衆衛生と保健医療の提供体制の強化は、ミレニアム開発目標(MDGs)を含め、国際的に合意された開発目標の達成に不可欠であることを認識し、
 また、糖尿病は重度の合併症を伴うコストの大きな慢性の消耗性疾患であり、家族、加盟国および世界全体にとって重大なリスクであるばかりか、ミレニアム開発目標を含め、国際的に合意された開発目標の達成にとって深刻な課題であることも認識し、
 
真性糖尿病の予防と対策に関する1989年5月19日の世界保健総会決議WHA42.36、および、食生活・運動・健康におけるグローバルな戦略に関する2004年5月22日の世界保健総会決議WHA57.17を想起し、
 国際糖尿病連盟が1991年以来、世界保健機関(WHO)と共同で、11月14日を「世界糖尿病デー」として記念してきたことを歓迎し、
 人間の健康を増進、改善し、治療と保健教育を受けられるようにするため、多国間での取り組みを継続する緊急の必要性を認識し、

  1. 現在、世界糖尿病デーとされている11月14日を国連デーに指定し、2007年から毎年、これを記念することを決定する。
  2. 全加盟国、国連システムの関連機関およびその他の国際機関、ならびに、NGOと民間セクターを含む市民社会に対し、教育とマスメディアを通じたものを含め、糖尿病と関連の合併症、および、その予防とケアに対する一般の認識を高めるため、世界糖尿病デーを適切な形で記念するよう招請する。
  3. 加盟国に対し、ミレニアム開発目標を含む国際的に合意された開発目標を踏まえつつ、それぞれの保健医療制度の持続可能な開発にかなうよう、糖尿病の予防、治療およびケアに関する国内政策を策定するよう促す。
  4. 事務総長に対し、全加盟国と国連システムの諸機関に本決議に対する注意を喚起するよう要請する。

第83回本会議
2006年12月20日

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