この計算式が用いれるのは、主病を持たず、メタボリック症候群や、高度肥満等が無く、下記1型糖尿病の2つの検査数値に該当する方が対象です。 |
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● CPR |
自己分泌インスリン能を調べる検査 |
膵・膵島移植研究会の廃絶の証明値
空腹時自己分泌高感度血中C-ペプチド値 (CPR値): |
0.1ng/ml未満 |
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DCCTの1型糖尿病 CPR値: |
0.06ng/ml未満 |
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※空腹時自己分泌高感度血中C-ペプチド値(CPR値)が0.1ng/ml以上の場合明らかに1型糖尿病ではないと判定される。 |
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且つ |
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● IRI |
自己分泌血中インスリン濃度を調べる検査 |
空腹時自己分泌高感度血中インスリン濃度 (IRI値): |
1.0μU/ml未満 |
(IRI値は注射による外因性インスリンには反応しません!)
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※空腹時自己分泌高感度血中インスリン濃度(IRI値)が1.0μU/ml以上の場合明らかに1型糖尿病ではないと判定される。
※血中CPR値が廃絶の証明値未満であっても、血中IRI値が正常値であれば抵抗性を持った2型糖尿病となります。
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(未満は、その数値を含まない)
空腹時IRI値は最新の検査値で充分です。
FBS(空腹時早朝血糖値)の値は日々変化しますので、1回や2回の計算結果ではなく、1ヶ月程度の平均値を追跡して下さい。
以下の2つの枠に、ご自身の検査数値を入力(半角数字で入力)し計算ボタンをクリックして下さい。
計算結果は、それぞれの枠に「青地」に「白文字」で表示されます。
下記の2段に、正しい数値を入力してから 計算ボタン をクリックして下さい。
クリック
●インスリン抵抗性指数 HOMA-R:-
計算式 : IRI(早朝空腹時血中インスリン濃度)×FBS(早朝空腹時血糖)× 1/405
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0.3未満 |
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抵抗性無し・・・1型糖尿病 |
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1.0 |
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正常 |
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・小児等、若年期の糖尿病発症例 |
1.1以上 |
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インスリン抵抗性糖尿病と判定 |
2.0~4.0以上 |
: |
明らかな抵抗性あり |
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参考計算例:IRI値 0.7μU/ml、FBS 150mg/dl の場合
(0.7×150×1)/405=0.259 |
●インスリン自己分泌能 HOMA-β:%
計算式 : IRI(早朝空腹時血中インスリン濃度)×360 / FBS(早朝空腹時血糖)-63
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100%以上 |
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インスリン分泌能過多 |
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40~100% |
: |
正常 |
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30%以下 |
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軽度インスリン分泌能低下 |
15%以下 |
: |
明らかなインスリン分泌能低下 |
10%未満 |
: |
インスリン廃絶の証明値 |
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3%未満 |
: |
インスリン能枯渇・・・1型糖尿病 |
マイナス数値になる事もあります。 |
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参考計算例:IRI値 0.7μU/ml、FBS 150mg/dl の場合
(0.7×360) / (150-63)=2.897% |
(参考)HOMA-Rと異なる、もう一つの判定法
●インスリン抵抗性の判定(インスリン感受性判定)
QUICKI (Quantitative insulin sensitivity chek index)
QUICKI:
計算式 : 1 / log(早朝空腹時血中インスリン濃度) + log(早朝空腹時血糖)
健常人での値は0.348~0.430(Yokoyamaら, 2003)、インスリン抵抗性に伴い低下をみるという。
(以下:三菱化学メディエンス株式会社・・・インスリン「IRI」より)
インスリン抵抗性の判定には、
QUICKI(Quantitative insulin sensitivity chek index)
が用いられ、次式で与えられる。
QUICKI = 1/(log(I0) + log(G0) )
I0: 空腹時インスリン値(μU/mL)
G0: 空腹時血糖(mg/dL)
健常人での値は0.348~0.430で(Yokoyamaら, 2003)、
インスリン抵抗性に伴い低下をみる(以上) |
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0.3未満 |
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明らかに抵抗性あり |
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0.348~0.430 |
: |
正常 |
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3.0以上 |
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明らかな高インスリン感受性・・・1型糖尿病 |
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