患者数及び死因等について

※下記表は「糖尿病治療事典」第1版p.12 「日本人糖尿病患者の死因統計」を参考
1970年代から1980年代の比較
比率では、それぞれ増減がありますが、根本部分の
死者の数は「約1.2倍」です。
それ以降では、なんと死者の数は
「約1.6倍~1.86倍」の数値となっています。
数字のマジック(トリック)にご注意下さい。
薬事日報 記事日付:99/05/19 を改変・・・日本ではこれら全てを1型糖尿病と定義
1型糖尿病: 「劇症」「急性」型と位置づけられる。膵島局所での免疫学的異常所見がなく、ウィルス等による自己免疫疾患でケトーシス発症までの期間が短かい症例。(1B)
1.5型糖尿病: 「亜急性」型は、膵局所での免疫学的異常所見を認めた症例で、CD8陽性Tリンパ球とマクロファージの膵島浸潤がみられる。
「亜急性」型は、診断までの有症状期間は比較的長く、その成因には
抗体による細胞性機序による膵β細胞障害の機序が考えられ、発症後も引き続き膵β細胞障害が進行。
・・・コントロールが比較的難しい緩徐進行型のタイプ。(1A、及び2s、2d))
「慢性」型は、膵局所に免疫学的異常所見がなく、ケトーシス発症までの期間が比較的長い症例群。
「慢性」型は、膵島局所の免疫学的異常を認めず、発症には自己免疫以外の機序が関与する可能性があり、診断までの有症状期間は数週間で、発症後の膵β細胞障害はあまり進行しない。
・・・血糖コントロールが比較的良好の安定型タイプ。(2s、2d、2)
歴史 小慢患者数 患者調査 厚生省・厚労省
調査
糖尿病
死亡者数
死者
増加率
糖尿病が
誘因の
病死者数

※6倍として
(想定)
人工透析
導入者
1974(S.45) ICA(IA-2)抗体検査の確立 :小慢受給患者数
577人
1として
7,642人
1として
45,800人
1975(S.50)
9,032人
約1.18倍
54,100人
1980(S.55)
8,504人
約1.11倍
51,000人
790人/年
1として
1981 :インスリン自己注射健保適用
1985 :WHO提唱法による有病率・発症率マップ作成
1986 血糖自己測定健保適用
このあたりから・・・患者への 不適切な「ぐるみ」の治療制限を持った作為的インスリン療法や薬物のドブ漬け治療が横行
爆発的に「SPIDDM」及び「SP1型糖尿病」患者数拡大および重症合併症患者の増大
1987 IAA抗体測定の確立
1988(S.60)
9,244人
約1.21倍
55,400人
1989 :厚生省研究班により調査研究事業スタート
1990(H.2) ペン型注射器健保適用
9,470人
約1.24倍
56,800人
4326人/年
(約5.5倍)
このペン型注射器健保適用から・・・不適切な「ぐるみ」の血糖測定等に治療制限を持った作為的インスリン療法や薬物のドブ漬け治療が拡大・横行
以降、爆発的に死亡患者数拡大および重症合併症患者の増大
1990 GAD抗体測定の確立
1992 :小慢受給患者数
6,075人
(約10.5倍)
1993 :患者数
157万人
(75gOGTT)
:患者数:
約600万人
1995(H.7)
14,225人
約1.86倍
85,300人
1995 :小慢受給患者数
6,509人
(約11.3倍)
:患者数
218万人
1997 厚生労働省「糖尿病実態調査」 (HbA1c)
:患者数:
約690万人
1999 :患者数
212万人
薬事日報 記事日付:99/05/19 糖尿病の新診断基準が、5年越しの検討を経て日本糖尿病学会から公表された。
1万人超/年
(約12.7倍)
抗体を持った患者に対し、自己分泌細胞を保護する目的でインスリン用いるため「暫定」1型糖尿病とした。
そのため、更に不適切な治療制限を持ったドブ漬け
インスリン療法が全国規模で拡大
実際の糖尿病の状況はどうなっているか。
現在、690万人の糖尿病患者がいるといわれている。
そのうち治療を受けているのが約3分ノ1の210万人前後。
糖尿病性網膜症や腎症、神経障害などが増加しているという。
また、人工透析導入者に至っては
1980年には年790人だったのが1990年には4326人、
現在では年間1万人にも及ぶ。

爆発的な「SPIDDM」及び「SP1型糖尿病」患者数の増大と、重症合併症の更なる拡大
2000(H.12)
12,303人
約1.61倍
73,800人
2001(H.13)
12,147人
約1.59倍
72,800人
2002(H.14) 厚生労働省「糖尿病実態調査」 (HbA1c)
:患者数:
約740万人
12,635人
約1.65倍
75,800人
2002.08.01 :厚生労働省との交渉時 「WHO提唱1型糖尿病の定義は間違っている」 との言及有り
2003(H.15)
12,879人
約1.69倍
77,200人
2004(H.16)
12,637人
約1.65倍
75,800人
2006(H.18) :患者数:
約820万人
2007(H.19) 厚生労働省「糖尿病実態調査」
2007 厚生労働省特定疾患対策懇談会 「1型糖尿病患者数」を正式公開 1万人強
2008(H.20)
2008(H.20).02.12 高原委員談:社会保険審査会の発言
「1型糖尿病を2型糖尿病と関連づけることは問題である!」