参考
平成18年度第4回特定疾患対策懇談会議事次第 平成19年3月12日
資料4 難治性疾患克服研究事業の候補疾患について より
1型糖尿病 患者数(全国):約1万人強
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0312-10f.pdf
1万人強の患者ですが、毎年およそ500名が発症し、そして500名が死亡している状況とされます。
2型糖尿病との比較では、約6.5倍の死亡率です。
nikkei BP net 2002年5月28日
劇症1型糖尿病の発症頻度は 日本人急性発症1型糖尿病の約20%
上記患者数より・・・劇症1型糖尿病患者数は全国で 約2000人強
(総人口10万人当たり 約1.5人)
・・・過去の全国調査発表では、人口10万人当たり 約1.4人 でした。
平成21 年度厚生労働科学研究費補助金公募要項(二次)
「糖尿病が強く疑われる人・可能性が否定できない人」が 約2,210万人
★「糖尿病が強く疑われる人・可能性が否定できない人」100%に対し「1型糖尿病」患者比は、0.045%
★「糖尿病が強く疑われる人・可能性が否定できない人」100%に対し「劇症1型糖尿病」患者比は、0.009%
★比率から99.95%以上の方達は「1型糖尿病(劇症)以外の糖尿病」と言うことになります。
毎日新聞 2008年4月22日 大阪朝刊 続・糖尿病50話:第5話 怖い劇症1型
・・・多くの場合、風邪のような症状の後で発病することや小児には少なく、
ほとんどが成人であることも分かっています。
しかし、その原因はまだ分かっていません。
1型糖尿病の患者さん自身が、自分が劇症1型であるかどうかを知る方法はあるのでしょうか。
GAD抗体という一般的な1型糖尿病のマーカー(目印)は、この劇症1型では役に立ちません。
(大阪医科大学第一内科講師、今川彰久)
http://mainichi.jp/life/health/yamai/diabetes/archive/
∴小児IDDMの場合、93%は主病を持っての薬害(毒物)などの二次性、又は抗体を介する糖尿病(1.5型、1A型)で、
7%前後が劇症1型糖尿病(1B型)とも言えます。
小児IDDMの、ICA512 (IA-2)抗体とGAD抗体を組み合わせることにより、
臨床的にIDDMと診断された小児IDDM患者の内93%において膵β細胞に対する抗体を検出。
(小児インスリン依存型糖尿病の実態と治療法 http://www.niph.go.jp/wadai/mhlw/1998/h1023010.pdf より)
∴小児IDDMの93%は抗体を介する一般的な糖尿病(1.5型糖尿病)で、
小児IDDM患児の7%前後が劇症1型糖尿病とも言えます。
★欧米では、この一般的な糖尿病を1.5型糖尿病(LADA)と言い、
130人中100人の方達がインスリン投与を中止できた。
前向きな治療・抵抗性のない病態で、なおかつ廃絶に至った患者のみを1A型糖尿病とされます、
農耕民族の培われた節約遺伝子等を持った身体に対して、
欧米の食文化「高カロリー、高蛋白、高脂質(トランス脂肪酸)、低繊維質、低ビタミン・低ミネラル等々」の
ジャンクフードなど、急激な食生活の変化に身体が呼応出来ず、
様々な疾患や遺伝に関わるMODY、GAD抗体等を介して発症するLADA
(小児・若年・成人発症の生活習慣に関わらないインスリン依存状態2型糖尿病「2d型、2s型」)、
又の名を、1型と2型の特徴を併せ持った1.5型糖尿病
・・・日本糖尿病学会では医原性の薬害的な病型も、不適切な定義による一般的な(暫定)1型糖尿病
を発症するとされています。
厚労省の難病対策委員会では、
小児IDDMは「難病でもなんでもない」・・・難病になじまない疾患・・・として認識されています。
支え合いながら、日常の「食習慣」や運動、主病や糖尿病等に対する徹底的な理解や見直しが必須となります。
2型糖尿病と診断された患者の全てが
インスリンへの抵抗性やメタボリック症候群等の生活習慣病を抱えて発症しているわけではありません。
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