「1.5型糖尿病」って
どんな糖尿病?


抵抗性となる原因や遺伝、疾患などと共に
「抗GAD抗体」を持っています。


1.5型糖尿病は2型糖尿病と同じ「不適切な食事等による有害な効果のタイプ(Lancet)」です。

このタイプは「その他の糖尿病」とも、「生活習慣に関わらない2型糖尿病」とも言われる事があります。

インスリンを「高血糖是正」に頼る2型の病態を
Iinsulin Reliance Diabetes Mellitus(IRDM)
インスリン・リライアンス・ダイアベーテス・メリテス
インスリン依存状態(2型)糖尿病と言う。
( Iinsulin Dependent Diabetes Mellitus:IDDM=1型糖尿病 とは異なるタイプです。)

 但し一部に、前向き治療で、抵抗性となる抗体を陰性化しても、
3年程度の短期間で
自己分泌インスリン能が枯渇する
1A型糖尿病が存在する。

この糖尿病には、大きく分けて
Type 2-d型 の インスリン欠乏性2型糖尿病

Type 2-s型 の インスリン受容性2型糖尿病
があります。

このタイプのほとんどがGABA由来の抗GAD抗体を持っており、
それに、改善しなければならない何らかな相対的な発症原因(トリガー「引き金」)があります。

長期間の不適切な治療で、相対的廃絶・欠乏に至る事もあり得ます。

問題を理解し改善しなければ個々人の限界を超えて臓器に負荷をかけ続け
10年後、20年後に「後戻りできない合併症」に陥りやすいタイプで、
それぞれの根本的な発症原因に対する適切な治療を
適切に行わなければならない免疫悪化性の病気となり一生医者の「万馬券」として利用されます。

ですので、発症原因に対する問題理解や、原因に対する適切な治療は必須となります。

緩解期(ハネムーン期)もあり、適切な理解と適切な闘病、適切な治療によっては
自己分泌インスリン能の改善や回復は大いにあり得ます。


過食や栄養の偏り、運動不足、疾病や持病に対する薬の投与、肥満(メタボ)等で、膵機能に負荷をかけすぎて
それがトリガー(引き金)となって発症する場合
LADA(1.5型糖尿病)や2型糖尿病と言います。

LADA(1.5型糖尿病)のほとんどは、「食」に関わる抗GAD抗体などの抗体を持っていますが、
様々な原因を持って発症する事があります。
それらの「食」に対して、正しく理解し、適切に改善しなければ
不適切な指導や治療制限を持ったインスリン療法漬けの慢性2型糖尿病として、一生医者の「万馬券」として利用されます。


1.5型糖尿病
1.5型糖尿病
 ・生活習慣に関わらない2型糖尿病で、いくつかの抗体を介する。
殆ど「食」に関連するGABA由来の抗GAD抗体を介し、β細胞を徐々に機能不全で不足へと導かれる。

 この型は2型糖尿病患者のかなりの割合(16%)を占めており、ケトン症(1型糖尿病に特有) も インスリン抵抗性(2型糖尿病に特有) も 持たない糖尿病である。

 インスリン抵抗型の糖尿病はほかにも 妊娠糖尿病その他の糖尿病の多嚢胞性卵巣症候群、黒色表皮腫、若年者糖尿病の成熟発現(MODY)、ミトコンドリア遺伝子異常等々様々な形態がある。

 肥満無し、自己分泌値は正常又はやや低い、TG値・HDL値・血圧は正常、身体的に健康
 ・生活習慣に関連(特に「食」)する抗体に対する不適切な理解とコントロール不良による重症糖尿病も存在する。
 このタイプの2型糖尿病の患者の中にはインスリン依存症となり、インスリンの注射をやめるとケトアシドーシスを発症するようになる患者もいる
 1.5型糖尿病はたいていやせているか標準体重の成人が発病する。

 1.5型の患者はインスリンへの受容性は正常だが、1型糖尿病の患者と同様に体内でのインスリンの生産が不足している。

 1.5型の患者は血糖値を正常に保つことができる場合、2型の患者に典型的に見られる高コレステロール、高血圧、循環器系への高い危険性を持たない。

 1.5型糖尿病は1型と2型の特徴を合わせ持っている。
患者数
 2型糖尿病
  及び
 1.5型糖尿病
2004年(平成14年)糖尿病実態調査報告より
 糖尿病が強く疑われている人・・・約740万人
 糖尿病の可能性を否定できない人・・・約880万人
 合計・・・約1,620万人

 ※これらの2型患者数の約10%が1.5型糖尿病とも言われています。

問題を抱え、糖尿病が強く疑われる人や可能性を否定できない
「予備軍」合わせて2210万人と推計
 : 厚生労働省の「2007年国民健康・栄養調査」

Ⅲ.発症機序として 様々な 異なるタイプがあるとされています。・・・「その他の糖尿病」とも言われます。

以下の機序で発症する糖尿病は
2型糖尿病の一タイプで「原因を持った1.5型糖尿病」で、
原因治療の改善に対する理解が必須で、

これらの原因と、併せて抗体を介している場合は
インスリン併用の治療が適用とされる
2型糖尿病の一タイプの「抗体を介する1.5型糖尿病」となります。

それぞれ、「生活習慣に大いに関わる2型糖尿病」該当者も多いのですが、
「生活習慣に関わらない2型糖尿病」
と言われるタイプもいます。

糖尿病学会1997
 
Ⅳ.     GDM・・・妊娠糖尿病


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