一般に糖尿病には インシュリン依存型と非依存型が
存在するのは皆様も周知の事ですが 我々が 鍼灸適応と
して 扱うのは やはり非依存型の患者さんであると思われます。
先ず、個体のタイプを 把握するために 必ず負荷テストの
血糖値曲線を 知っておくことは当然ですが 他のデータ
(例えばアセトン値 ag比 などや他の臓器の状態を知る意味でも
クレアチニンなど 出来うる限りの情報) を収集すべきでしょう。
これらのデータや 発症からの年数などで およその全体像をつかむべきです。
医師の先生方であれば た易い事ですが 三療師の場合 このあたりは
出来れば主治医の先生からデータの閲覧をお願いすれば 良いと思います。
私は 必ず治療に際して虚証か実症かを みることにしています。
ただし 脈診などは用いず 脊柱の間隔が詰まった感じであれば実、比較的
脊柱のプレッシャーが弱いものを虚、としています。おおざっぱな様ですが
この見方が 私は間違いがない と思っています。
具体的な治療法は 固体にあわせたドーゼが一番重要である様です。
実の場合 私は先ず徹底的に肩背部をゆるめる事からはじめます。
完全にこれを行わないと血糖値は絶対に下がりません。脊柱のプレスが
取れた後は鍼から灸療法に変えます。膀胱経の背部の穴th1からth10までと
L2からSまでで大体20個所位 米粒の半分位の直接灸を行います。
毎朝食事前に四日間 行いその後 一週間中止し これを数回 おこないます。
気をつけなくてはいけない事は 絶えず患者さんに血糖値を計ってもらうことです。
これは降下剤との相乗作用で低血糖をおこすケースがあるからです。
虚の場合はいきなり灸治療を行います。この時気をつけていただきたいのは
ドーゼです。間違っても多めには行わず、徐々に増やすように して下さい。
灸の施法は基本的には 先ほどの通りです。もしご質問ご意見などが御座いましたら
E メールにて お願いいたします。