Split日記・・・その3


今シーズン導入したスプリットボード! その使い勝手や、使用感はどうなのかということをこれからシーズンオフまで、気がついたことをレポートしていきたいと思います。

Split 日記3
(「Custom S」での滑走感と「FISH」から思う山ボードコンセプト考)

チセ(2001.12.23)


チセスキー場に行く。
今回はSplitしかなかったので、それで滑走することにする。
で、その滑走感だが・・・結構いける。
日記2でも書いたが、パウダーではしっかり浮いてくれるし、インターフェイスの違和感は無い。
ポコジャンがあったので軽く飛んでみた。(3連だった・・・笑)
着地が割り箸みたいな感じで「メキッ」て違和感があるんじゃないかな?と思ったが、
そんな事も無かった。(まあ、ポコだからなあ)
ピステン部分でもままフツーにカービングしてくれる。
これはCustomのシェイプの性能の高さと、Splitの結合部の完成度の高さを物語っている。至ってノーマル。少し驚いた。

でも、トップとテールのジョイントパーツは・・・いつか壊すと思う。
(ちょっと心元無い気がしてならない・・マジ。)
ということで予備のパーツをショップに頼んで取り寄せているところです。(笑)

さて、この日記で1番言いたい事は・・・板の重さの弊害のこと!

まだ雪が少なくツリーの間のブッシュもひどくて、ずいぶんパウダーでの細かいターンが要求される事となったが・・・やはりかなり取り回しずらいのだ。
「おっと!やべえ!」とか言いながらギリギリのタイミングで抜けるはめに。
まあ、テクの問題か?と言えばそれまでだが・・・
しかし、北海道のバックカントリーを滑走する時には、これは非常にデリケートな問題である。
なにせオープンでビッグなバーンだけじゃない! 大体どの山もその過程においては地形が入り組んだポイントやかなり混み合ったツリーを抜けることも必須である。
つまり、取り回しのしやすい板は・・・北海道のBC行動に実は適していると考える。

取り回しがしやすい板はどんなものかとは・・・一概に言うことはできないが、
スイングウエイトが軽いというのは一つの条件といえる。
自分がスノーボードをしている時の状態を「板がおもりになった(起き上がりこぼし)」と考えた時、 重いおもりも軽いおもりも、雪面がすべての「かかる重量」を支えてくれるんだから・・・自分には何の負担も無いと考えられるが・・・実はそうではないよね。
板を持ち上げたり、傾けたりいろんなことをしているわけだ。
つまり、板の重さは滑り自体に、本当に密接に関係している。
板の軽量化を積極的に行ってきたスノーボード業界だが、そんなスノーボードの性能に対する考え方があるわけなのだ。(一概に華奢な板を作って販売を促進しよう!・・・って訳ではないよね。そう思っている人も多いけど・・・笑)

一方でいわゆる「山ボード」達は・・・
長さもさることながら、板自体も厚くその重さは半端ではない。
その代わり、そのナチュラルなターン性能や深雪での浮きに優れている。
さらに言うならば・・・キャンバーというものが無いから・・・ますます耐久性が増すことになる。
その代わり、取り回しは難しく・・・細かいコントロールはそんなに簡単にできる物ではない。
もちろん、乗りこなせば話は違うのだが・・・。いずれにせよ、そんな半端なものではないと。

ここで「Fish」が登場した意味は大きい。
まず、「Fish」はその板自体が非常に軽量である。
これは・・・スイングウエイトが軽くなり、非常に複雑なシチュエーションでもガンガン進んでくれるはずであろう。
さらに、板自体が軽いのであるから・・・しょってハイクするにも好都合だ!
以前、TTを背負ってハイクした時に、いつもよりも体力が消耗するので驚いたことがあった。そんなもんだ。微妙なものだ。ハイク時は装備が軽いに越した事は無い。

このB社のコンセプトは間違っていないと思う。
むしろ北海道(いや日本)向けの山ボードだと思うのだ!
ハイクも楽で、様々なBCシチュエーションで活躍してくれる「山ボード」の登場により一種のパラダイムチェンジが起こってしまったかの様である。
豪快にスプレーを上げ快適にオープンバーンを攻めることができ、 尚且つ繊細な滑りを要求されるシチュエーションで性能を発揮できる山ボードなら、誰でも欲しいよね! 
実際今までに無かったよな。

しかし・・・「Fish」の弱点は、その軽いウッドによる耐久性能の低さにあると思う。
でも・・・仕方ないんだけどさあ。

そしてSplitの今後の課題は・・・もっと軽い板を作ってくれ!っつー事なのだろう。
Splitは板が細いだけに・・・使い方頻度では・・・今の状態でもあんまり持たないだろうな。

ちなみに「Fish」だが・・・自分体でかい故に・・・160位のやつ出たら買います。(マジ)