SI進化論・・・その1


 自分SIの初代から使い始めて4シーズン目!
今年、一気に新しいギアに入れ替えることに成功!(3点セットだあ! よくやった!)
そこで実感したのは・・・SI(バートンのステップイン)の進化と、その成果だ!
それは、こういうことだと! 自分的に分析する。

 ステップインといってもいろいろある。老舗的には「クリッカー」「スイッチ」などが挙げられるが、自分が当時「SI」を選んだのにはちょっとした訳があった。それは、ステップインを使うとしても、ノーマル(ソールフリーのストラップシステム)に近い感覚のビンが欲しかったのに他ならない。バートンが苦労して発売してきたSIには「ブーツのソールを(ビンの)サイドからサイドにローリングできる素晴らしいリバレッジ」が実現されていたのだ。

 ステップインシステムは、ノーマルと明らかな差異がある。ソールで板と自分が固定されてしまうことによる動きの窮屈さのことだ。「え、いいじゃん! それってよりダイレクトなボード操作が可能なんじゃない?」と思う方も実際多い。そして、それを求めるスノーボーダーも多数いるのは間違いない。ここがスノーボード操作について個人差があるところなのだが、自分的には「おい!待てよ!」と思ってしまうところなのだ。それは何故か? それは本来のフリースタイルボードの持つ自由度が・・・実に大切なんだという強迫観念に過ぎないのかもしれないけれど・・・。 ブーツのソールがビンディングに固定されてしまうということは、足を前後にボーニングしたりすることが全くできないということである。(ボーニングする必要は、別にフリーライドにおいては必要ないんけれど!) 多少動くラッチプレートを採用しているSIは、当初のコンセプトからしても他社製品とは違っていたのだ。言うならば、それはステップインでフリーソールの自由な乗り味のビンを作ろうとしていたのである。

 でも実際、当時のSIを使い始めた頃の自分は・・・ちょっと違和感がありすぎて困ったものだ。まず、実際足がフリーソールのビン程には思うようにローリングしない。職場の電話の横にあったメモ帳のペン立ての様に自由に動いていた足が・・・硬く動かないのだ。これはかなり嫌な感じに思われた。自分は当時主流であった「後ろ膝入れるさん」なスタイルで滑っていたが、SI使用後はいつのまにかガニなスタンスに移行してしまい、ソールやエッジを踏みしめてターンするようになった。うーん! もしかしてその不自由さを意識しない滑り方へと移行していたのかも。(これは検証する必要があるけれども!) つまり、核心となる問題点は、ソールの厚み(ゴムではなく樹脂のプレートの違和感)だけではなく、足がボード前後方向に対して思ったよりローリングしないということに尽きていた。いや、「SI」はまだましな方だと思う。他社のシステムでは、やはり(基準はソールフリーのビン)乗り味が完全に変身してしまっているようだ。

 しかし、今年ビッグバンが起こってしまった。(と、自分は思う!) それはブーツ「01~02ION」の登場によってもたらされた! 「ION」のソケットシステムによって、「SI」はついにソールフリーのノーマルビンの乗り味にかなり迫ってしまったと実感する。実は、その自由度は上かもしれない。そんな・・・ふくらはぎがハイバックから思いっきり外れてしまうほどの動きを、ステップインで実現することが可能になったのである。これは驚きだった。実際、「裏山五郎」のメンバーKawa君のフリーソールミッションと比べたら・・・ローリングはほとんど同じ位か・・・いやそれ以上という結果が得られた。自分の滑走した感じから言うと・・・後ろ膝が前に入り、内股さんになることも可能である。これは驚きであった。今のところソケットシステムはIONしか搭載されていないが、今後の発展が期待される!

 「SI」のコンセプトはやはり、ソールフリーとの差をどこまで少なくすることができるのか? ということなのだ。実際、並行して同じデザインのソールフリーをラインナップしていることからも、そのコンセプトに対する真剣ささはわかる。重いという感想をお持ちの方も多いが、しかし、ノーマルビンの自由さを追求する姿勢には心打たれてしまう! 理想から考えれば・・・かなり完成度が高まっまっていると!自分は実感した。