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船久保洞窟(ふなくぼどうくつ)





 常時、洞窟までの道にロープが張られていますが、道路を挟んで向かいに住む管理人さんにお願いして、 ロープをはずしてもらい、洞窟入口の鍵を開け、照明を点けてもらって見学する、のどかな制度の鍾乳洞です。 全長176mの洞内には、小さな入口をくぐって、左右から圧迫されるような通路を30mほど進むと、 約30畳のホールがあり、見ごたえのある鐘乳石が垂れ下がっています。

付近にある説明板には
岩手県指定史跡
船 久 保 洞 窟

 昭和三年の冬、猟師によって、発見され、昭和三十二年七月十九
日、県の史跡指定を受けた。

 先住民族の住居跡で洞内の居住したと推察されるところは、五十
平方メートルの広さがあり、天井からは鍾乳石が垂れ下がっている。
 ここからは縄文後期の土器が出土し、北側には炉跡が認められて
いる。本県の代表的な洞窟住居跡のひとつ。大小無数の鍾乳石、石
筍があり、白光の柱は幽界の感がある。

紫波町・紫波町観光協会A

と書かれています。
※とち朗さんから ご提供頂いた写真を元に作成しました。 サンキュ♪


所   在
  岩手県紫波郡紫波町船久保百沢80-1

見   学   9:00〜16:00 (4月16日まで冬季閉鎖)
   ..原則、前日までに管理者(松坂さん TEL:019−676−2764)へ予約。
   ※個人宅のお電話ですので、迷惑でない時間帯におかけ下さい。
料   金   大人300円,子供200円
交   通
JR東北本線「日詰駅」より、車で25分。 (紫波中央駅にはタクシー乗り場がありません)
東北自動車道「紫波IC」から、県道25号「紫波-川井線」を約30分。
駐 車 場
  あり。(無料) 2018年5月現在



 とち朗さん2006/7/12

 私のごく近くの紫波町に観光洞がありました。 規模は小さいものの全く手の入っていない個人所有の洞穴で、「船久保洞窟」という所です。 多分ご存じかと思いますが、所有者の松坂さん自身が案内してくれます。 常時閉鎖されていて、見学したい時に管理者に連絡し鍵を開けてもらう仕組みです。 一人で勝手に入られませんが、中には縄文時代の先住民の生活跡があったりして、岩手県の指定になっているようです。

 松坂さんは、「宣伝していないので・・」と話されておりますが、国道4号線の近場に素晴らしい鍾乳洞があるので、もっと近くの人が見に行って欲しいと思ったわけでした。 HPで公開しても良いですよと了解を頂いておりますので、画像整理をし眺めているところです。

 見学料は300円で、内部には白熱球の照明が完備しています。 面白い発見でした。 おもしろがって撮影していると時間がどんどん経過します。 その都度、スミマセンと言いながらでした。

 ご本人からお話を聞きながら撮影しましたが、「おらえの山です」と話していました。 気になったのは、宣伝をして見学者が多くなったら、農家の仕事と一緒で大変だろうなあと思ったことです。 300円の料金で、つきっきりで行動されます。 私のように時間が長くなると、申し訳ないという気持ちが先行してしまいます。 でも、私の感じとしては説明し案内する松坂さんは嬉しそうでしたね・・。
 紫波町東部を国道4号線と平行して走る国道396は、フルーツロードと呼ばれ、 沿道には観光できる果樹園やフルーツパークが点在していますし、 船久保洞窟は、小さいお子さんでも安心して楽しめる鍾乳洞ですので、 これからの季節は果物狩りとセットで家族で船久保洞窟を訪ねてみるのも一興ですね。

 ネコスケさん2006/3/18

 一昨年の夏、岩手の早池峰山に登りました。夜行バスで盛岡に出て、到着後すぐにレンタカーで早池峰山へ。 紫波(しわ)から県道紫波川井線を利用して早池峰方面へ行ったのですが、その途中、ステキな文字が見えました。 国道から県道に入ってそれほど経たないうちに、左手に見えたのは“船久保洞窟”の看板。 (はっ!あれは!?)と思うも、まだ朝7時過ぎ。 時間があったら帰りに寄ろうと思いつつ、立ち寄ることは叶いませんでした。 次に岩手に行く機会があったら、旅行の予定に組み込んでみたいと思います。
 偶然でしょうが、ネコスケさんが訪れた「早池峰山」は、211kmもある 広大な岩手県の石灰岩地帯を、北部(安家石灰岩地帯)と、東山を中心とした南部北上帯に分ける岩相の境目になっています。 ネコスケさんがハマっている化石の少ない安家石灰岩地帯の鍾乳洞とは異なり、 船久保洞窟は、多種多様な化石を豊富に含むシルル紀から二畳紀の石灰岩地帯に位置しています。 岩相的には、「幽玄洞」の仲間と言うことで、「そろそろ西日本方面にも足を延ばしたい...」という希望が、図らずも一歩前進と言うことになりますかね。




2,3行で構いません。 船久保洞窟に関する今昔の情報や写真,
訪れた際の皆さんの感想を E-mailでお寄せ下さい。 このページに掲載させて頂きます。
じじいが出かける際の参考にもさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。

  - 2006.8
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