ライブを楽しむためには、いくつかのルールがあると思うのです。
それは、暗黙の了解であったり、明文化されているものであったり。
その中で、最低限のルールも守られないライブというのは、
どんなに楽しいライブであっても、私は最低点しかつけられません。
今まで沢山行ってきたwyseのライブの中で、
この日のライブは最低点を付けざるを得ないライブでした。

浜松フォルテホールは座席指定です。
ライブハウスのようにどこに行ってもいいワケではありません。
自分の決まった席の範囲内で楽しむものなのです。
それを、「前に来ていいから!」と煽る拓磨と、
つられて前に詰めかけるファン。
そう言われて行くファンもどうかと思うけど、
どちらに非があるかと言ったら明らかに拓磨でしょう。
普段はそんなことしない子でも、メンバーにそう言われたら
「いいのかな」って思ってしまうものですから。

『edge』の途中でファンが前に詰めかけるのを見て、
私は急激にテンションが下がりました。
私よりも前の席や通路にファンが押し寄せてきていました。
急激に冷えていく自分の気持ちをどうしようもなく、
ただただ月森くんを睨むように見ているしかできなくて。
途中で、どうにか気持ちを切り替えように、頬をひっぱたいてみたけど、
そんなこと簡単にできるわけなく。
私があまりに棒立ち状態でいることに気づいた月森くんに
思いっきり指さされて「もっともっと!」と煽られてしまった。
(実は、普段から暴れてる私は、ああいうふうに
煽られたことが初めてだったことに今、気づいた)

そして「Angela」から「雷魚」とヘドバンが続く曲で、
思いっきりキレた私はバカみたいにヘドバンしまくってました。
もう半分ヤケ? どうせ前の座席は1列まるまる人がいないんだし!
暴れるスペースがあるのがホールのいいところなんだから!
前に人が詰まったおかげで、月森くんはとっても良く見えるし!
もうね
....ホントに今考えると、ヤケクソになってたかもね。

後半、メンバーはとっても楽しそうでした。
確かに私も、おかげで月森くんはよく見えるようになったし
良かったのかもしれないけれど、それは結果論でしかありません。
あんなことが、日常的に起こっていいはずがないのです。
この日のライブを振り返って、拓磨くんはどう思ったのですか?
「メッチャ良かった!またあんなライブがしたい!」的な事を
考えているようなら、私はwyseのホールライブについて
考えを改めるしかないです。
ホールだからこその楽しみ方ってものも、あるのです。
その事を判ってほしいのです。