パープルリボンプロジェクト(PRP)とは?

日本でのパープルリボンプロジェクトは2001年に始まりました。

アジア女性センター(AWC)が活動を始めてまもない2000年、1個のパープルリボンバッジをAWCのスタッフが手にしたのが始まりでした。アメリカの全国DV防止連合(NCADV)の公共政策部長として来日したジュリー・フルチャー氏からのプレゼントでした。この出遭いで、女性への暴力をなくす市民による啓発プロジェクトを知りました。

翌2001年ワシントンで彼女に再会し、NCADVにパープルリボンバッジを1000個注文し、AWCは日本でのパープルリボンプロジェクトをスタートさせました。被害者支援を行いながら、女性への暴力の根絶を求める思いは、今も変わりません。

さて、アメリカ発祥のパープルリボンプロジェクトは、どのように始まったのでしょうか?

インターナショナル・パープルリボン・プロジェクト(IPRP)のHPから抜粋しています。
詳しい情報はhttp://www.purpleribbonproject.com/へ飛んでみてください!

  1. パープルリボンプロジェクトのはじまり

 
インターナショナル・パープルリボン・プロジェクト(IPRP)はアメリカ・ニューハンプシャー州のベルリンという小さな町で大人のレイプや虐待の被害者の集まりから始まりました。彼らは子どもや大人の暴力被害者にとってより安全な世界にしたいという気持ちからのスタートでした。設立メンバーの大多数は近親姦やレイプの被害者でしたが、医療専門家、セラピスト、法律関係者、関心を持つ市民などが含まれていました。1994年2月小さな地方レベルでの啓発キャンペーンが40以上の国とアメリカ全州からの会員からなる国際的なネットワークに発展しています。

IPRPへ寄せられる反響はめざましく心温まるものです。さまざまな世代やさまざまなバックグラウンドを持つ個人が暴力のサイクルを根絶するために参加したいとアクセスしてきています。ここ数年明らかに一般の人々が暴力や虐待について意見を表明したいと思うようになってきています。ありがたいことに、すすんで何かをしたいという人々の気持ちが日に日に強くなっています。子ども虐待、近親姦、レイプといった個人と個人の間に生じるあらゆる形の暴力の問題は今やメディアに普通に取り上げられるので、みんなこの問題に留意せざるを得ない状況です。

パープルリボンというシンボルは、この問題の啓発を進め、暴力という犯罪行為を我慢しないですむよう人々に勇気を与えたいと思っている人なら今日から始められます。長年のキャンペーンの間に、IPRPは「アメリカ虐待啓発連合」、「全米児童虐待・家庭内暴力会議」、「全米児童虐待・ネグレクト広報センター」、その他多くの団体から助成と賛同を得ました。今ではIPRPに75以上の加盟組織があり、世界中でともに啓発活動をしています。

このように力強い味方はいますが、IPRPは依然として地方レベルでの啓発活動を続けています。あなたが参加すれば、暴力と虐待によって影響を受けた何百万という人々の人生に重要な変化をもたらすことができるのです。あなたは新しくより安全な世界の模範になることができます。

まずは、パープルリボンを胸につけてください。そして隣りの人にその意味を教えてください。「私は、あらゆる形の暴力、特に弱者への性暴力の根絶を目指しています。」と。

2.パープルリボンプロジェクト(PRP)はどうやって行うの?

パープルリボンプロジェクト(PRP)は、私たちの社会、コミュニティー、学校そして一番大事な家庭から暴力をなくすための非営利教育であり啓発運動です。

この啓発活動の一員になることはとても簡単です。お店に行って紫色のリボンを買い、あなたのうちの玄関や車のアンテナにつければいいのです。襟元、シャツ、スカート、ブラウスなど何にでもつけてください。友だちや知らない人からリボンのことを聞かれたら、社会やコミュニティー、学校から暴力をなくす運動をしているのだと教えてあげてください。この世の中には暴力があること、それが社会に及ぼす影響を強調して話してください。おめでとうございます!これであなたはパープルリボンプロジェクトの立派な会員です。

もちろん最初にパープルリボンをつけるときに暴力についてよく勉強すれば役に立つでしょう。いろいろなやり方で勉強できます。社会における暴力の状況、その影響、それにかかるコストなどを証明する何百という心理的、医学的、経済的研究報告を読む事もできます。勇気を持って社会的暴力・家庭内暴力を少なくするあなた自身の広報活動を行なってください。

PRPは国際的な流れを持つ草の根運動で、お金を求めているのではありません。私たちの生活において到達できないほど深い暴力の影響について学ぶ時間や態度、意志だけを求めるものです。社会的暴力・家庭内暴力を少なくする活動をしているグループに喜んで情報を提供します。地元のグループが教会、市民団体、公的組織などとともに資金を蓄えたりチラシやリボンを紹介したりデモを行ったりして啓発活動を行っています。自分の地域でできる活動をどしどし行なってください。

PRPはパープルリボンを暴力根絶のシンボルとして受け入れてくださる方にお願いするという形で基本理念をお伝えしています。もしこの基本理念に賛同できないならそれでもOKです。しかしたぶん別の形で暴力反対運動を行なってくださる事でしょう。

@暴力は学習された行動サイクルです。

学校、コミュニティー、社会での暴力は、家庭での暴力につながります。私たちはメディアにおける暴力に反対していますが、暴力を教える一番の教師はメディアではなく、身体的あるいは性的に暴力を行う両親やパートナーや愛する人たちです。


A暴力は社会的にも個人的にも我慢することで広がります。

私たちが声を上げ、暴力の被害者として助けを求め、他人に暴力を振るう人を避け、暴力の被害者に安全な一時避難所を提供すれば、社会に存在する暴力のサイクルに確実に影響を与えます。私たちは沈黙の大多数であることをやめ、声を上げる大多数にならなければなりません。たいていのアメリカ人や世界中の人たちは暴力という考えに反対しています。私たちはただ一緒に行動し声を上げていくだけです。


B一般の人たちに変化をもたらすことができるなら暴力を減らすことはできるでしょう。

州法や国の法律はとても役に立つものです。しかし暴力を減らすのにもっとも重要で有効な運動は個人レベルでアクションを起こすことです。もしあなたの友だち、家族、同僚、仲間は、この運動に貢献してもしなくても暴力について学ぶことができ、自分の行動を変え、他の人の行動を変えるきっかけになるのなら、法律よりもメディアよりも裁判の判例よりもこの世界を変えることができるでしょう。


C PRPは所有権や権力に関することでなく、エンパワメントと安全に関することです。

私たちは「前進あるのみ、成長あるのみ」と信じています。もしあなたが自分のコミュニティーで静かに暴力をなくす運動をしていきたいと思うなら、すばらしいことです!お金や利潤などは要求されません。地元の組織としてPRPをはじめるならこの運動の精神を忘れないでくださいね。

 



パープルリボンプロジェクト


アジア女性センターは、インターナショナル・パープルリボン・プロジェクト(IPRP)に賛同しています。
家庭や学校、社会などあらゆるところで起こる暴力に反対するために、一緒にパープルリボンをつけませんか?従来のリボンタイプに加え、靴をはいたタイプや、子ども虐待反対とのタイアップしたパープル・オレンジリボンも入荷しています。
詳しくは、パープルリボン・プロジェクト実行委員会にお問い合わせください。

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