●みんな元気で!●
昨年12月23日、恒例のお楽しみ会を開催しました。年に一度、アジア女性センターを利用された方やスタッフ、その家族が集まっているもので、1997年のAWC創設以来、ほぼ毎年開催しています。今年は30人近くの方が参加されました。
料理は、昨年に引き続きAさんのベトナム料理! さらにBさんの韓国料理「チャプチェ」、Cさん特製「かしわおにぎり」、Dさんによるフィリピンのデザート「フルーツサラダ」などの差し入れが加わって、国際色豊かなテーブルになりました。実は、スタッフが用意した「かっ○寿司」は余ってしまい……アジア料理が大好きなAWCらしい会でした。
また出し物として、子どもたちが手品を披露してくれたり、ハートのミニクッションにビーズやラメを装飾して「クリスマスブローチ」を製作したり、福袋が当たる「ビンゴゲーム」を行うなどして、にぎやかに過ごしました。
締めくくりは、例年、社会福祉協議会を通じてご寄付いただいている「クリスマスケーキ」とお菓子が詰まった「ブーツ」の授与。お土産を抱えながら、それぞれ笑顔で解散しました。
サンタさんにお願いすることはただ一つ。「2012年もみんな元気に暮らせますように…」
●外国籍女性への支援について学ぶ●
東京都新宿区の生活支援相談員の山崎パチャラーさんを講師に迎え、12月3日に外国籍女性への支援について学ぶ研修会を開催しました。女性の家HELP(東京)やIOM(国際移住機関)などの支援の現場で経験を積んでこられたパチャラーさんは、自身が外国人の立場ながら、日本社会で相談・支援に携わるという特別な役割を担ってこられている方です。
今回の研修は、AWCの外国語相談スタッフのスキルアップを主な目的に開きました。AWCでは、日本人、外国人を問わず女性からの相談を受けています。DVを中心とした家族問題、離婚、在留資格、生活、人身取引などの相談が寄せられていますが、年間の総件数のうち、全体の約4分の3が外国籍の方々にかかわるものです。外国籍の女性たちを支援する場合には、手続きの面や生活習慣の違いから、日本人への支援とは違った手法、視点が求められます。研修には、外国語相談スタッフに加えAWCの日本人スタッフ、また外国人支援に日頃から関わりのある行政窓口の相談員の方も参加してくださり、たくさんのひとでパチャラーさんから話を聞くことができました。参加者の立場はそれぞれでしたが、NGOから公的機関に続くパチャラーさんの経験は、どの立場の人の胸にも響くものでした。
まず、「移住労働者と連帯する全国ネットワーク」の「移住女性DV施策に関する自治体調査報告書」を元に、外国籍女性が直面する結婚、離婚後の問題について報告されました。婚姻中にあっては、仕事や在留資格、言葉の壁による情報不足等から、あらゆる面で夫に“依存”せざるを得ない現状が問題として提起されました。また、2005年からパスポートにICチップが導入されたことにより偽造が困難になり、同年から国際結婚が増加している傾向は、「女性たちが来日するため、実態とは異なる“結婚”が利用されだした裏付け」と指摘されました。
外国籍女性の場合には、DVや子どもの問題、差別などが絡み合い、日本人よりも問題が複雑化する、と自身の長い相談現場での経験から語られました。外国人の場合には相談だけでは解決につながりにくく、支援者が面談を行ったり同行支援したりすることが、問題解消のためには大切である、と強調されています。「問題を抱えて相談するのは日本人でも不安なこと、外国人ならなおさら不安。相談員からやさしい日本語で声掛けされるだけでも、本当に心強い」との言葉もありました。これは支援に携わる誰もが心がけ一つで実現できることです。このように、基本姿勢から実践のケース紹介まで、広く語ってくださいました。
また現在は、ウェラー・ワァリー(タイ語で“時の流れ・水のせせらぎ”)という外国籍の人々を支援する団体を独自で立ち上げて頑張っていらっしゃいます。偶然にも、研修当日はパチャラーさんの誕生日。夜の交流会では、ケーキの差し入れを受けてお祝いをすることができました。「福岡に来なければ、こんなゆっくりした誕生日じゃなかったかも」と目に涙を浮かべて喜んでくれたパチャラーさんでしたが、それだけ日常の区役所での業務の合間を縫うように、独自で相談・支援に励んでいらっしゃることを教えられ、私たちAWCもパチャラーさんの頑張りに恥じないよう、日々の活動に心を新たに向き合っていきたいと思いました。
※この研修は、国際ソロプチミスト「女性と女児のためのソロプチミスト・クラブ助成金」を受け開催しました。
●デートDV防止講座を開催しました●
2011年11月に筑紫台高校で、12月に朝倉高校定時制でデートDV講座を行ないました。筑紫台高校はソロプチミスト太宰府の方々のご尽力で話が進み、朝倉高校は朝倉市のDV予防啓発運動事業として計画されたものです。
講師としての経験が少なくなかなか決心がつきませんでしたが、日頃ホットラインを受ける中で、若い人たちにDVへの関心を持ってもらう事の大切さを感じていた事が後押しになりました。
両校とも持ち時間が30分から45分だったので、「DVとは」「暴力の種類」等のDVの基本的な知識に加え、「被害者の気持ち」「あなたが被害にあっていたら」「友だちがDVにあっていたら、DVをしていたら」等のDVへの対応と、「より良い関係をつくるために」等、これからの人との関係に役立ててほしい内容に絞りました。その中で、暴力といっても身体への暴力だけが暴力ではない事、私たちの生活や人との関係の中で大きな比重を占める携帯電話は便利ではあるけれど怖い時もある事、監視をしたり(されたり)束縛したり(されたり)する関係や性の問題について等、自分の事として考えてもらえるように心を配りました。また、「より良い関係をつくるために」では、自分も相手も大切にするとはどういうことか、対等な関係とはどういうことか等を一緒に考えました。
朝倉高校では学年別に授業を行い、各学年が16人から21人と少人数だったこともあって、考えてもらったり意見を聞かせてもらったりとやりとりすることができました。筑紫台高校では体育館で1,300人の全校生徒を対象に行うという形でした。それぞれの高校に応じて準備をしたつもりではありましたが、事前の打ち合わせ・時間配分など、いくつかの課題も見つかり、講座をすることの難しさを味わいました。
しかし、間に入ってくださったソロプチミスト太宰府や朝倉市役所の方々の熱い思いに触れたことや、養護の先生や担当の先生方が日頃抱えておられる問題や生徒さんたちの生の声を聞けたことは本当に貴重な体験で、ひとりひとりの思いが伝わってくるような温かい力を頂きました。
【朝倉高校のアンケートから】
・束縛って愛されているからされるものだと思っていたけど、違っていたからびっくりしました。今日聞けて良かったです。今日聞かなかったらずっと間違っていたと思います。
・一言に暴力と言っても種類があるってことに驚きました。
・自分がされていたので、今日、DVについて学べて良かったです。
・軽いものも含めて、様々なことがDVになるんだなと思いました。することはもちろん、されることもないように、お互い尊重し合えるようになっていけたらいいなと思いました。
・今日はとても良い授業だと思います。彼女ができても、なんでも言い合えるような仲になりたい。
・よくよく考えてみれば、自分の知らない時にDVを受けたり、したりという事もあると思った。
・する可能性があるかもしれないと思いました。
・お互いのことを大事に思う事、気持を考えることが大事なんだと思いました。
●研修報告『東アジアにおける人身取引の実態と効果的対策』●
2011年12月10日(土)、11日(日)於:立命館大学
主催:立命館大学国際地域研究所・人身取引研究所、共済:人身売買禁止ネットワーク
極寒の京都での研修は、1日目が「東アジアと日本における人身取引の現状と課題」、2日目が「日本における
外国人研修生・実習生問題」について行われた。アジア女性センターからは2名が1日目のみ参加した。
まず研究者と国連職員から人身取引の現状の報告があった。被害者の大多数は女性と子どもであるが、近年男性の強制労働のケースが増えてきていること。国や地域特有の文化や経済状況、ジェンダー構造、災害の影響などにより、人身取引は実にさまざまな形をとること、よって一律の対策が立てにくいことが話された。
なぜ人身売買が世界中に蔓延しているかというと、楽に儲かるから。初期投資がわずかで、ビジネス参入が容易なのに莫大な利益を生む。加害者は麻薬の密売人などと違い、教育を受けた者がほとんどで、国境や領事館の政府役員や官僚、地域の有力者、家族経営者、近所や親戚のおばさんなどである(日本の状況をみても研修生の受け入れや国際結婚の斡旋など、地域の有力者が関わっていることが多い)。被害者が人身売買業者になることも多く、他の違法活動より女性が重要な役割を果たしている。また、他の多くの犯罪行為―薬物、兵器、詐欺、テロリストの輸送などとも関連している。
加害者・被害者双方に犯罪行為であるという認識が薄いし、違法かどうかのラインも不鮮明。個々の被害者の逼迫した状況に乗じて誘い、被害者自らが自分の意志で動く場合が多いので、加害者側の危険性は少ない。国連関係の防止ホットラインでは、働きに行くのを止めろとは言わないが、危険性などについて情報提供するそうだ。また、実態を一番よく知っているのは被害者・加害者であるので、彼らの経験を対策に生かしていく必要性も話された。
タイ、フィリピン、韓国、中国などの実態や対策についても報告があった。総じて各国では、人身取引の問題は社会で顕在化しており、不十分ではあるが法的整備や対策も日本よりは進んでいるように感じた。中国では事情が異なり、政府は国内の人身売買や売春問題に力を入れ始めたが、海外からの移住労働者の対策までには至っていない。警察の対応にも問題があり、資料の中に、長い髪に短いスカートの、痩せてか細い二人の売春少女が、手錠と縄をかけられ町を引き回されている、2010年のショッキングな写真があった。メディアにその写真が公開されると、さすがに警察の対応に市民から批判が集まったという。
日本の報告では、法の整備や「人身取引行動計画2009」、最近の事例や統計データ、エゼイロ報告などが取り上げられた。
2009年に国連の人身取引特別報告者であるエゼイロ氏が日本を公式に訪問し、警察や入国管理局、婦人相談所や民間シェルターなどの関係者の聞き取り調査を行い、実態を調査している。エゼイロ報告書は、日本が人身取引の目的地であるにもかかわらず被害者として認定された数が非常に少ないのは、日本政府の人身取引被害者の救出と保護の有効性に課題があるのではないかと指摘している。また、被害者をすぐに本国に送還するため、加害者の処罰が十分に行われていないこと、日本社会における女性の低い賃金やDVなどの状況(援助交際がなくならないことにも言及している)などとの関連、公的シェルターである婦人相談所には人身取引の専門家がいないこと、中長期の、また男性被害者等の保護施策の必要性など、数多くの問題が指摘されている。詳細はぜひインターネットで報告書の翻訳を読んでほしい。
今回学んだことは、アジア女性センターに相談を寄せる外国籍女性たちの状況とも重ね合わすことができる内容ばかりで、人身取引に対するしっかりとした視点に立った支援を続けることの重要性を再確認することができた。
●図書紹介 福岡女性学研究会編『性別役割分業は暴力である』現代書館●
私の所属する福岡女性学研究会では1982年に同じ現代書館から『家事・育児を分担する男たち』を刊行した。1980年に日本も署名した国連の「女子差別撤廃条約」が後押しして、この本で紹介したような新しいタイプのカップルが増えていくであろうと期待した。しかし30年を経過した現在、事態はむしろ悪化した。
南米やアフリカ大陸にも女性大統領が誕生している世界の中で、たただ日本だけがジェンダ−平等から取残されている。女性の政冶・経済活動における活躍、意思決定への参加度を示すGEM(ジェンダー・エンパワーメント指数)が世界109か国中57位、国会議員の女性比率は世界187か国中なんと121位である。
単に男女平等が進まないだけではなく、中間層の貧困化にも拍車がかかっている。私たちはこの現状に危機感を抱いた。この根底には日本の社会に根強く残っている「夫は外で仕事、妻は家庭を守るべきである」という性別役割分業がある、というのが研究会会員の共通認識であった。私たちはこの弊害の実態を明らかにして解決方法を探りたいとの切実な思いから、2年間をかけて調査・研究を行い、その結果を下の目次に示すような内容にまとめて出版した。
本書では、性別役割分業が女性のみでなく男性をも不幸にし、延いては社会全体の貧困化と衰退を引き起こしていることの実態を明らかにし、男女が共に個人として尊重される公正な社会づくりに向けた国内や海外の先駆的な取組みを紹介するなど、表題(「性別役割分業は暴力である」)の解決に向けた道筋を不十分ながら示し得たと思う。
今、国内では社会保障と税の一体改革として消費税10%への増税が議論されている。税率を決めるのも、北欧などに比べて日本は税率が低すぎると解説しているのも男たちである。彼らには生活者としての視点が欠如している。高い税率を負担している北欧諸国では、同一価値労働同一賃金のもと男女が共に働き納税者として国を支えている。家族単位の収入はダブルなのである。税と一体改革すべきは、男女が共に健全な納税者として国を支えることが出来るような雇用の創出と、働く環境の整備ではないだろうか。保育、介護、福祉の充実、再生可能エネルギーの開発等に取組めば雇用も生みだされる。ジェンダ−の視点に立った政策を立案・実行することこそが、現在の日本を救う唯一の道であると思う。政策決定の場への女性の参画が急務である。
酒井嘉子(AWC理事)
本書目次
T 性別役割分業という暴力
第1章 性別役割分業は暴力である
第2章 女性の労働権の確立
第3章 男性の労働権の確立
第4章 感情革命
U 個の自立
第1章 税制・年金制度における「モデル世帯」を問う
第2章 民法改正とその問題点
第3章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツと自己決定権
V 日本・世界のジェンダ−平等に向けた事例
第1章 ポジティブ・アクション ―鳥取県・北九州市の取組み―
第2章 韓国における戸籍制度の廃止 ―戸籍から個人単位の家族関係登録制度へ―
第3章 キ−ウイ・ハズバンド ―ニュ−ジ−ランドにおける家事・育児の分担事情―
W 「男女共同参画基本法」を磨ぐ
第1章 ワーク・ライフ・バランス政策の行方
第2章 女性差別撤廃委員会勧告にみる世界の視点
第3章 「第3次男女共同参画基本計画」の課題
※書店、又はウェブ・サイト「WAN」からアマゾン経由で購入可。1,900円+税
●シェルターシンポジウム報告●
2011年11月19、20日、「第14回全国シェルターシンポジウム2011」が、宮城県仙台市で行われました。東日本大震災罹災にもかかわらず開催を決めた仙台の皆さんに心から敬服し、AWCからは3人が参加しました。その様子をご報告します。
【基調講演「DV・性暴力被害女性への支援」 パネルディスカッション「災害を乗り越えて〜女性支援の視点から」】
性暴力救援センター・大阪(SACHICO)の加藤治子代表による基調講演の後、正井礼子さん(ウィメンズネット・こうべ代表)、宮地尚子さん(精神科医)、八幡悦子さん(ハーティ仙台理事)によるパネルディスカッションが行われた。
SACHICOは2010年4月に開設され、24時間体制で性暴力被害者自身の選択と決定を尊重した支援を行っている。報告ではレイプには妊娠の可能性が高く緊急対応が不可欠であること、性虐待被害者の統計に中学生が多い事実は自分の身体に興味を持ち、性虐待をいやだと思い伝える能力がつく年齢だからで、実際の被害はそれ以前からあり長期化していることなど、また、連れ子が再婚相手から性被害を受け、その相手との間に実子がいる場合の告訴への逡巡など具体的な事例にも言及された。
SACHICOの実践力を「走りながら考える、大阪のおばちゃんの意欲」と、静かにでも力強く表現された加藤さんへ、次回のシンポジウム(10月13、14日@大阪・阪南市)につながる熱い拍手が送られた。
【分科会「大規模災害時における被害者支援〜ジェンダーの視点から」】
神戸で活動している正井さんより、阪神・淡路大震災から16年経過したが、防災対策においてはまだまだ女性の視点・参画が進んでいない。避難所や地域のリーダーに女性を! 日頃から男性にジェンダーの教育を! との訴えがあった。
また、仙台の宗片さん、盛岡の田端さんから被災地の現状について避難所ではリーダーに逆らえない雰囲気があったこと、被災地では女性にしわ寄せがくることなど具体例を挙げて話があり、みんな疲れているが女性達が力を合わせ、できることから少しずつ活動を行っているとの報告があった。
防災対策や被害者支援に女性の視点が必要であると改めて確認した。
【分科会「障害のある女性の生きにくさの課題」】
DPI女性障害者ネットワークが取り組んでいるアンケート及び聞き取り調査の中間発表があった。「障がいがある」ことは男女問わずこの社会では生きづらいが、さらに「女性である」ことで複合的に差別されやすい状況にあるといえる。特に障がい者の社会では男性中心の考え方が根強く、性差に対する問題が可視化されていない現状が多々あり、調査では介助されている際に性被害にあった場合は拒否しにくい・言いにくい、力があるという理由でトイレや入浴の介助に男性が多い、などの人権問題が浮かび上がった。今後、障がいのある女性に対する暴力や差別の実態をふまえ、当事者が必要としている支援やニーズなどを明らかにしたいと報告された。
後半は、神戸と仙台の被災地における障がいのある女性たちから、避難所での不便などについて報告があり、今後非常時に対応するためには地域密着型の施設の必要性や女性の視点を生かすことなどが課題として挙げられた。
【分科会「DVの中の子どもの救出と回復」】
東北大学の沼崎さん、仙台で活動している八幡さん、小児科医の岩城さんよりそれぞれ活動報告があり、DVが子どもに与える影響の大きさ、支援の難しさを痛感した。DVの影響は全員が同じように受けるわけではなく、近所の人や周囲に理解者がいると異なってくること、小児科医療の現場からDVの早期発見に努め、病院全体の取り組みに向けて行動していることを知った。
「こもれび」の女性は児童性虐待・DVを乗り越えて現在は同じ境遇の子どもたちを励ます活動を行っている。彼女は母親の再婚相手から性暴力を受け、児童養護施設に3年間入所。その後はアルバイトをしながら生活、出会い系サイトで複数の男性と関係を持つ。
「どんな親でも親は親。他人から親の悪口を言われるのはイヤ。自分が否定されているような気になる」24時間365日、相談を受ける時は「夜中はさびいし時間、いつでも頼ってきていいんだよ」と伝えているそうだ。あまりの重たさに岩城さんが「彼女は自分の力で乗り越えてきたが、周囲がもっと早く気づき、励ますことができたら…」と言葉をつながれた。
【分科会「シェルターネットと多文化共生」】
移住連女性プロジェクトから移住女性特有のDV問題と依存の構造について報告があり、外国籍妻の就労割合は約30%と低く、収入源の低さから夫を頼らざるを得ない(経済的)、在留資格申請に関して夫の協力が不可欠(法的)、日本語の不十分さや開発途上国出身であることから「無能」扱いされる(精神的)、ハネムーン期がより甘く感じられる(ロマンス)などによって、相手との関係がたとえ不対等であっても頼りにできる唯一の関係になりやすいと解説された。
続けて、長くタイ語のケースワーカーをされてきた山崎パチャラーさんが母国語で相談に応じる重要性を強調。また、多くのフィリピン女性を支援している「カラカサン」のレニーさんは、「日本人は、自分たちの行為が差別であることに無意識」だと投げかけられ、「日本に住んでいる(住みたい)のだから、日本人と同じようにふるまうことが彼女にとって良いこと(当然)」と思いこみ、無意識に強制をしていないか、と私自身を思い返す機会となった。
●アニパニ便り●
急に寒さが厳しくなりましたが、皆様、体調はくずされていませんか?
今年最初の雪は、アニパニのテラスも真っ白になるほどでした。植木やウサギの置物に積もった雪景色がかわいくて、寒さが苦手な私ですが、思わず写真を撮りに外に出ました。日当たりの良いアニパニのテラスなので、午後には雪も溶けてしまいましたが、、なかなか気温は上がらず暖房器具フル回転しても足元は寒くご迷惑をおかけしたのではと申し訳なく思っています。
さて、今年も、バレンタインデーの季節となりました。夜にテレビを見ていたら、バレンタインチョコの特集をやっていました。その中で、アニパニでも取り扱っているピープルツリーのフェアトレードのチョコレートの紹介もやっていました。
昨年の3.11東日本大震災で私たちは先行きの見えない不安でいっぱいになりましたが、そんな中で人々の絆はより強くなり、環境やエネルギー問題への意識も急激に高まり、フェアトレードや環境に配慮した商品への興味を持つ人の割合が40%から70%に上昇したとのことでした。確かに、アニパニでも「どうせ買うならフェアトレードのチョコを」という方が去年より増えたように思います。
今年はそういうこともあってか、ビターチョコはすでに完売になってしまいましたが、他7種類はまだご用意できていますので、お早いうちにぜひご利用ください。
まだまだ寒い日が続きそうです。インフルエンザもまわりで流行ってきているようですので、くれぐれもご自愛のうえお過ごしください。
Fair trade & gallery Cafe(カフェ) anni(アニ)
panni(パニ)
住所:福岡県春日市春日公園7-108 п蒜ax 092-573-2420
営業時間:月曜〜土曜(日祝休み) 11時半〜17時
アニパニブログ:http://blog.goo.ne.jp/anni-panni
●infomation●
◆◆◆多言語ホットライン拡充のお知らせ◆◆◆
フィリピン(タガログ)語のホットラインが週2回から週3回に増えました。タイ語のホットラインは月1回タイ出身の相談員が応じています。中国語も、相談者の希望に応じて増設対応を行っています。
フィリピン語 毎週水曜 開設時間を17時までに延長▽毎週金曜 13時〜16時を増設 ※月曜はこれまで通り9時〜15時
タイ語 第1木曜 10:00〜17:00タイ人相談員が駐在
◆◆◆物品寄付のお願い◆◆◆
施設を利用される女性や子どものため、保存がきく食品、米(お米券)、調味料、シャンプー、リンス、石鹸、洗剤、タオルなどのご寄付をお願いしています。また、面接後も継続して連絡を取り合うために、テレホンカードの寄付があるとたすかります。
ゆうパック等でご送付いただくか、事務局にお問い合わせください。
◆◆◆年賀状などの書き損じハガキをお寄せください◆◆◆
書き損じた年賀状やハガキ、また眠ったままの古いハガキや切手がありませんか?
AWCの活動に役立てさせていただきますので、事務局までお寄せください。換金して、サポートや事務局の運営費用に利用いたします。
◆◆◆アジア女性センター通常総会を5月に開催します◆◆◆
来年度、ゴールデンウィーク明けの5月中旬にアジア女性センターの通常総会を開催します。詳しい日時や場所は、4月に入りましたら皆様に改めてお知らせいたします。アジア女性センターは市民グループとして会員の皆さまに支えられています。来年度も、引き続きご支援、ご協力をいただきますようお願いいたします。
●パープルリボンプロジェクト●
アジア女性センタ―は、インターナショナル・パープルリボン・プロジェクト(IPRP)に賛同しています。家庭や学校、社会からあらゆる暴力をなくすために、一緒にパープルリボンをつけませんか? 従来のリボンタイプに加え、靴を履いたウォーキングタイプも入荷しています(いずれも縁や背面は銀色です)。
1個400円▽50個以上の注文の場合は1個250円(送料別)で販売しています。
ご賛同いただける方はお問い合わせください。
AWC内パープルリボン・プロジェクト 電話092-513-7333
*アニパニ語学教室で学びませんか?*
フェアトレードカフェ「アニパニ」では地域に住む外国籍の女性たちによる語学教室を開いています。英語・韓国語・中国語・インドネシア語・タイ語を学べます。月曜から土曜(祝日除く)の午前10時〜午後5時(ランチタイム除く)。受講料は、50分の講座4回で6000円ですが、レッスン時に1ドリンクをお願いしています。どうぞお気軽にお問い合わせください。
カフェバーを経営してみませんか?
〜アニパニをお貸しします〜
■食器、調理器具、流しなど店内の備品をお使いいただけます。
■初期費用があまりかからずに、カフェバーの経営ができます。
■女性経営者を歓迎いたします。
お問い合わせ・お申し込み
■カフェ・アニパニ
〒816-0811 福岡県春日市春日公園7丁目108
電話・FAX番号 092-573-2420 担当:堤
まずはご連絡ください。追って面接日をご連絡いたします。
|
 |
|
|